命からがら、「からがら」の語源は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今日の問題は、2018年3月7日に出題された復習問題です。
3月7日は消防記念日です。
昭和23(1948)年のこの日、消防組織法が施行したことに由来します。
この法律で、それまで警察の一部門だった消防が、各市町村長が運営管理する自治体消防へと生まれ変わりました。
もしもの時に、現場に駆けつけてくれる隊員の皆さんは本当に頼りになります。
特に、「命からがら」という緊急事態には、心強いものです。
そこで、今日のことば検定プラスは、「命からがら」の「からがら」の語源は何でしょうかという問題です。
ことば検定プラス 今日の問題
命からがら、「からがら」の語源は?
【選択枝】
■ からい
■ からっぽ
■ 幻の完全試合
【ことば検定プラス】本日の解答
■ からい
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【今日の■のボケは?】
「からがら」ではなく、「ガララーガ」だそうです。
2010年に誤審で完全試合を消えてしまったガララーガ投手のことです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【命からがら、「からがら」の語源は?】
「命からがら」の「から」は辛
「命からがら」の「からがら」のように、同じ言葉を繰り返すのを畳語といいます。
繰り返すことで、強調されるのですが、「からがら」は「から」という言葉が重ねられています。
では、この「から」とは何でしょうか?
そもそも「命からがら」とは、"やっとのこと"、"かろうじて"という意味です。
この"かろうじて"の漢字は、「辛」です。
「からがら」も「かろうじて」も同じ語源
「からがら」も「かろうじて」も語源は同じで、「からい」が正解です。
現在でも、"厳しい、つらい"といった意味で、「からい」を使いますよね、
実は、「からい」には"危うい"という意味もあるのです。
そこで、やっと命だけを失わずに、"辛うじて"という意味で、「命からがら」というようになったのです。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 「フキノトウ」と「フキの葉」の関係で正しいものは?
「ニュース検定」
□ 被災地で原発再稼働に初めて同意した自治体は?