BOOK文芸書ランキング TOP10
-2024年2月12日~18日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト自由が丘店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「BLANK PAGE 空っぽを満たす旅」 内田也哉子 |
文藝春秋 |
今作は、内田さんが両親を立て続けに喪った後、寂しさや喪失感の中、谷川俊太郎さんやマツコ・デラックスさんなど15人との対話を経てつづられたエッセイ。
ちなみに、作中の挿絵は内田さんの13歳の次男が描いたものだそうです。
2 | 「変な家2 11の間取り図」 雨穴 |
飛鳥新社 |
発行部数50万部突破!
今作は11の不可解な間取りの謎に迫る不動産ミステリー。
そのうちの1つは、「一度だけ現れた部屋」
物語は、筆者のもとに入間さんという男性から、実家について相談が寄せられるところから始まる。
その内容は、入間さんが子供の頃 一度だけ家の中で見たことの無い扉を発見したというもの。
扉を引き中を見てみると、そこは半畳程の窓のない小部屋だったという。
しかし、後でもう一度その部屋に行こうとしたところ、家中どこを探してもその部屋はなかったといいます。
家の間取り図にも、そんな小部屋はありません。
そこで筆者が注目したのは、リビングの隣の廊下の突き当たり。
実際に行って確かめてみると、廊下と台所の間には、実はわずかな空間が存在していたのだった。
この隠し部屋と思われる空間に隠された家族の秘密とは?
そして物語のラストには、すべての間取りの謎がつながる驚きの構成となっています。
3 | 「八月の御所グラウンド」 万城目 学 |
文藝春秋 |
今年の直木賞受賞作。
4 | 「シャーロック・ホームズの凱旋」 森見 登美彦 |
中央公論新社 |
森見登美彦さんが7年かけて書いた最新ファンタジー小説。
5 | 「解散ノート」 モモコグミカンパニー |
文藝春秋 |
去年解散したBiSH。
その解散宣告から東京ドームでのラストライブまでの、3年半の日々を書きとめたエッセイです。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「黄色い家」 | 川上未映子 | 中央公論新社 |
7 | 「川のある街」 | 江國香織 | 朝日新聞出版 |
8 | 「My Life」 | peco | 祥伝社 |
9 | 「ハルカノイセカイ 05」 | 濱田英明 | 講談社 |
10 | 「成瀬は信じた道をいく」 | 宮島未奈 | 新潮社 |
今週の注目の一冊
「ハルカノイセカイ 05」濱田英明(撮影)
これまで台湾・ハワイ・リスボン・パースで食べ歩く綾瀬はるかさんを写真におさめてきた人気シリーズの第5弾。
今回訪れたのは、綾瀬さんにとって特別な場所だというイタリア・ローマ。
古都ローマを散策したり、ゆったり料理をしながら過ごす姿など、まるで綾瀬さんがローマに住んでいるかのような自然体の姿が写し出された写真集です。
情報元