【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2022年1月10日~16日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト自由が丘店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「民王 シベリアの陰謀」 池井戸潤 |
KADOKAWA |
書籍紹介クリエーターとして人気のけんごさんは、今作の魅力をこう紹介しています。
「タイトルにある陰謀の意味が分かったとき、はっと驚かされるはずです」
去年9月の発売以来、ぐんぐんと部数を伸ばし、現在20万部を突破しています。
第2位 | 「ひとまず上出来」 ジェーン・スー |
文藝春秋 |
コラムニスト・ラジオパーソナリティーのジェーン・スーさんの最新エッセイ。
「四十路、化粧が写真に写らないミステリー」「体をどうにかせんといかん」「執着するにも若さがいる」など、歳を重ねる中での試行錯誤を綴った50のエッセイを収録。
「明けない夜はないはずだ」と背中を撫でてくれるような一冊です。
第3位 | 「同志少女よ、敵を撃て」 逢坂冬馬 |
早川書房 |
アガサ・クリスティー賞大賞受賞のミステリー。
第4位 | 「英国建築の解剖図鑑」 マシュー・ライス(著)中島智章(監修)岡本由香子(訳) |
エクスナレッジ |
英国に1400年ほど前からあるという洗練されたデザインの建造物。
その建築スタイルを、温かみのあるイラストで読み解くビジュアルガイドです。
第5位 | 「夜が明ける」 西加奈子 |
新潮社 |
直木賞作家・西加奈子さんの最新作。
書店員さんが一番売りたい本を選ぶ「2022年本屋大賞」の候補作10作品にノミネートされています。
「硝子の塔の殺人」知念実希人
「黒牢城」米澤穂信
「残月記」小田雅久仁
「スモールワールズ」一穂ミチ
「正欲」朝井リョウ
「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬
「星を掬う」町田そのこ
「夜が明ける」西加奈子
「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成-大賞は4月6日発表です-
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「ぼくモグラ キツネ 馬」 | チャーリー・マッケンジー(著)川村元気(訳) | 飛鳥新社 |
第7位 | 「捜査線上の夕映え」 | 有栖川有栖 | 文藝春秋 |
第8位 | 「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」 | 南原詠 | 宝島社 |
第9位 | 「ミス・サンシャイン」 | 吉田修一 | 文藝春秋 |
第10位 | 「李王家の縁談」 | 林真理子 | KADOKAWA |
今週の注目の一冊
「ミス・サンシャイン」吉田修一
芥川賞作家・吉田修一さんの最新作。
著者の吉田修一さんは、「悪人」や「横道世之介」で知られる日本を代表する作家。
最新作となる「ミス・サンシャイン」は、大学院生と80代の元女優が織りなす温かな青春小説。
映画芸術を学ぶ大学院生の岡田一心は、ゼミの教授に紹介され、昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の自宅で、荷物整理のアルバイトをすることになった。
ともに長崎出身の鈴と一心。
次第に打ち解けていく中で、一心は知ってしまう。
鈴の強さと優しさが生まれた理由を。
若くして国民的女優になったこと。
ハリウッド進出も果たしたこと。
そして、戦中・戦後をともに生きたかけがえのない親友の存在。
強さとは?
本当の美しさとは?
戦後を生き抜いた一人の女優の生きざまを描いた物語です。
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