【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2021年10月4日~10日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト自由が丘店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」 ブレイディみかこ |
新潮社 |
前作で、アイルランド人の配偶者との間に生まれた息子ぼくが、イギリスの学校に通い、多様性の中で悩みながらも成長する姿を描きノンフィクション本大賞を受賞。
第2位 | 「民王 シベリアの陰謀」 池井戸潤 |
KADOKAWA |
第3位 | 「進め!僕の姉ちゃん」 益田ミリ |
マガジンハウス |
しっかり者の姉・ちはると、新米サラリーマンの弟・順平。
2人で暮らす姉弟の、何気ない会話を描いた人気コミック「僕の姉ちゃん」シリーズ第5弾。
ある夜、順平は悩んでいた。
自分は「なんとなく流されて生きてきたのかも」
すると、ちはるは「アンタは流されてきた」とばっさり。
しかし、続けて「流されるだけじゃ、沈むだろう。沈まないようバタバタしてきたからここにいる」
悩みを軽やかに吹き飛ばすちはるの名言の数々に癒されます。
第4位 | 「倒産続きの彼女」 新川帆立 |
宝島社 |
著者は、東大卒で元弁護士の新川帆立さん。
容姿端麗で高飛車な弁護士・剣持麗子の活躍を描いたミステリー「元彼の遺言状」で作家デビューし、「このミステリーがすごい!」で大賞を受賞。
その続編となる今作は、麗子の後輩弁護士・美馬玉子が主人公。
物語は、玉子の事務所の顧問先で、倒産の危機にある会社から送られてきた奇妙な内部告発文から始まる。
「経理部の近藤まりあを知っていますか。彼女が転職するたびに会社がつぶれるんです」
玉子は麗子と共に調査を開始。
すると、まりあが在籍していた3社はすべて倒産。
さらに今の会社の給料では見合わない、派手な生活を送っていることが判明。
彼女は、会社の金を横領しているのではないか?
2人がまりあの勤め先に確かめにいくと、そこには血まみれの死体が。
ここから2人は予想外の事件へと巻き込まれていく。
第5位 | 「ペッパーズ・ゴースト」 伊坂幸太郎 |
朝日新聞出版 |
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「聖域」 | コムドットやまと | KADOKAWA |
第7位 | 「ポップス歌手の耐えられない軽さ」 | 桑田佳祐 | 文藝春秋 |
第8位 | 「どうやら僕の日常生活はまちがっている」 | 岩井勇気 | 新潮社 |
第9位 | 「透明な螺旋」 | 東野圭吾 | 文藝春秋 |
第10位 | 「砂に埋もれる犬」 | 桐野夏生 | 朝日新聞出版 |
今週の注目の一冊
「ポップス歌手の耐えられない軽さ」桑田佳祐
桑田さんが、「曲が書けないほど全力で書いちゃったよ」と、1年半をかけて綴った今作。
出版が決まった直後から、話題となり、発売前に重版が決定。
今まで音楽のこと以外、ほとんど語ってこなかった桑田さんの貴重なお話が満載。
故郷・茅ヶ崎での少年時代や、サザンオールスターズが結成された青山学院時代の思い出、コロナ禍で行った無観客ライブの裏側など、66のエピソードが収録された大ボリュームの一冊です。
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