【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2021年6月28日~7月4日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト アトレ吉祥寺店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「夜行秘密」 カツセマサヒコ |
双葉社 |
小説家でウェブライターのカツセマサヒコさんの最新作。
去年発売されたデビュー作「明け方の若者たち」は、10~20代を中心に圧倒的な支持を得て、来年、北村匠海さん主演で実写映画化も控えています。
そんなカツセマサヒコさんの「夜行秘密」は、川谷絵音さん率いるバンド「indigo la End」とのコラボ作品。
アルバム「夜行秘密」に収録されている14曲をベースに、カツセさんが書き下ろした14のラブストーリーが収められています。
第2位 | 「古くて素敵なクラシック・レコードたち」 村上春樹 |
文藝春秋 |
村上春樹さんが愛するクラシック音楽について綴った音楽エッセイ。
音楽好きとしても知られ、60年近くレコード店に通っているという村上さん。
気に入ったレコードのジャケットを眺めているだけで、そこにある音楽の世界に、ひとつ違う入り口から入っていくことが出来る。
村上さんが、こよなく愛するLPレコード486枚を紹介しています。
第3位 | 「美女の魔界退治」 林真理子 |
マガジンハウス |
人気連載「美女入門」シリーズ最新刊。
第4位 | 「他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ」 ブレイディみかこ |
文藝春秋 |
イギリス在住のライターコラムニスト・ブレイディみかこさんの最新刊。
今作は、ブレイディさんのエッセイ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の中で登場し話題となったワード「エンパシー」について綴った一冊です。
「エンパシー」とは、意見の異なる相手を理解する知的能力のこと。
今では、世界各国の教育現場で取り入れられ、「エンパシー」教育を導入した学校では、いじめや暴力が減少しているんだそうです。
本書では、コロナ禍でイギリスの中学で通うブレイディさんの息子さんが体験したエピソードが書かれています。
アジア系であることから、同級生に「学校にコロナを広めるな」と言われた息子さん。
それを見ていた別の生徒が、その同級生に差別的だと注意し、言ってはいけないことだと諭したそう。
すると「ひどいことを言ってごめんなさい」と謝ってきた同級生。
しかし、息子さんが言うには、差別的な発言をしてきた同級生とは「実はその子、自閉症なんだ。それで、正直、僕は彼に話してもわかってもらうのは難しいと思って、ただ黙って立っていたんだと思う。それは僕の中にある偏見だったんだ」
他者を理解し、様々な思い込みを解き放つエッセイです。
第5位 | 「闇の盾 政界・警察・芸能界の守り神と呼ばれた男」 寺尾文孝 |
講談社 |
日本最強と言われる危機管理会社の社長・寺尾文孝さんによる「闇の盾」
政治家や経営者、芸能界の大物から依頼を受け解決してきたトラブルの全貌を実名と共に告白しています。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「小坂菜緒(日向坂46)1st写真集 君は誰?」 | 集英社 | |
第7位 | 「仮面」 | 伊岡瞬 | KADOKAWA |
第8位 | 「20代で得た知見」 | F | KADOKAWA |
第9位 | 「ハニオ日記Ⅲ2019-2021」 | 石田ゆり子 | 扶桑社 |
第10位 | 「これでおしまい」 | 篠田桃紅 | 講談社 |
第6~10位の中で注目の一冊
「小坂菜緒(日向坂46)1st写真集 君は誰?」
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