トランプ氏の"いけにえ" ウクライナ窮地【けさ知っておきたいNEWS】
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トランプ氏の"いけにえ" ウクライナ窮地
【けさ知っておきたいNEWS】

 

テレビ朝日グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。

 

 

今日の「けさ知っておきたいNEWS」
トランプ氏の"いけにえ" ウクライナ窮地

 

アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の対立が深まっています。

アメリカ国内では燃料価格を下げてほしいという声が強まる中、トランプ大統領は10月9日、ロシアのプーチン大統領と協議し、ロシア産ディーゼル燃料の供給を再開する方向で合意しました。
さらに16日には、ロシアに対する新たな制裁の多くを免除する大統領令にも署名しています。

 

トランプ氏
ゼレンスキー氏を強く批判

一方、トランプ大統領はゼレンスキー大統領に対し、「世界に問題を起こしたいのか」と批判し、和平合意をまとめるべきだとして、大統領交代まで求める発言をしています。

これに対しゼレンスキー大統領は、ロシアへの制裁緩和は「ロシアが戦闘を続け、ウクライナの都市を攻撃し続けられることを意味する」と反発しています。

 

ウクライナ
ロシア製油所への攻撃を再開

ウクライナはこれまで、アメリカ側の要求を受けてロシアの製油所への攻撃を抑えていました。

しかし15日にはロシア国内の製油所への大規模攻撃を再開。
ゼレンスキー大統領はフィナンシャルタイムズのインタビューで、攻撃制限について「攻撃制限は解除された これで終わりだ」との認識を示しました。

ウクライナ情勢に詳しい慶應義塾大学の廣瀬陽子教授からは、ウクライナがアメリカと決別する覚悟なんだという指摘をしています。

 

「トランプ氏のいけにえでは?」
の質問に沈黙

16日、ゼレンスキー大統領は記者から、アメリカ国内の燃料高や中間選挙を意識するトランプ大統領の「いけにえ」にされているのではないかと問われました。

ゼレンスキー氏は15秒間沈黙した後、笑みを浮かべて「これが私の答えだ」とだけ述べ、その場を後にしました。

言葉では明言しなかったものの、現在の米ウクライナ関係の複雑さを象徴する場面となりました。

 

軍事用スターリンクも制限

さらにウクライナにとって深刻なのが、スペースXの通信衛星システム「スターリンク」の軍事版の利用制限です。

ロイター通信によると、ウクライナ軍への通信速度制限の指示はホワイトハウス内部から出されたとされています。
ウクライナ軍は高速ドローンの迎撃などに衛星通信を利用しており、制限によって作戦能力に影響が出ています。

ゼレンスキー大統領も、「大切な人を守るためのツールが使えなくなるのは容認できない」と強く反発しています。

 

頼みのヨーロッパにも不安

アメリカとの関係が悪化すれば、ウクライナはヨーロッパへの依存をさらに強めることになります。

しかし欧州にも不安材料があります。
フランスでは2027年に大統領選挙が予定され、最近の世論調査では国民連合のマリーヌ・ルペン氏が有力候補の一人となっています。
ルペン氏は、大統領に就任した場合にはウクライナへの財政支援を6カ月以内に終了する考えを示しています。

 

きょうのNEWS解説まとめ

トランプ政権は燃料価格抑制や和平交渉を理由に、ロシアへの制裁を緩める一方、ウクライナには製油所攻撃の停止などを求めています。

さらに衛星通信の制限まで重なり、ウクライナにとって最大の支援国だったアメリカとの溝は急速に深まっています。

ヨーロッパの支援も将来まで確実とは言えず、ウクライナは軍事面だけでなく外交面でも厳しい局面に立たされています。

 

 

これまで放送された
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