「株式会社いけうち」ミストの知られざるパワー  【GOOD!いちおし】
スポンサーリンク

「株式会社いけうち」
ミストの知られざるパワー
【GOOD!いちおし】

 

グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。

今日の「Good!いちおし」
実はすごい!
ミストのパワーで「猛暑対策」世界だけでなく日本も連日とにかく暑い!
そんな暑い季節に現れるのがミスト冷房。
普段何気なく見ているミストの知られざるパワーに迫りました。

 

暑い季節に活躍する
ミストの知られざる力

暑い季節になると、街中や商業施設、イベント会場などでよく見かける「ミスト」。
涼しさを感じる身近な存在ですが、実はその裏側には驚くほど精密な技術が詰まっています。

今回の「GOOD!いちおし」では、普段何気なく見ているミストの知られざるパワーと、それを生み出す職人技が紹介されました。

取材した先は、造船の町として知られる広島県呉市にある「いけうち呉工場」。
ここでは、ミストを生み出すための重要な部品「ノズル」が作られています。
屋上では、周囲が見えなくなるほどの大量の霧が発生し、まるで雲海の中にいるような幻想的な光景が広がっていました。

 

スポンサーリンク

5万点ものノズルを作る専門メーカー

ミストを生み出すノズルを開発しているのは、広島県呉市に工場を構える「いけうち」です。
工場長によると、会社で扱うスプレーノズルの種類は、なんと5万点にも及ぶそうです。

ノズルとひと口にいっても、その用途はさまざまです。
人工の雲海を生み出して幻想的な景観を演出するもの、食品工場で使われるもの、精密部品の洗浄に使われるものなど、私たちの暮らしや産業のさまざまな場面で活躍しています。

その中でも、夏に特に注目されるのが冷房用のミストです。
街中で噴き出しているミストを浴びても、服や肌がびしょ濡れにならないことがあります。
実はそこに、ノズル技術のすごさが隠されていました。

 

スポンサーリンク

なぜミストは濡れないのか

ミスト冷房にティッシュペーパーをかざしてみると、驚くことにほとんど濡れません。
それなのに、周囲の温度はおよそ5℃も下がります。

この「濡れないのに涼しい」仕組みの鍵は、水の粒の大きさにあります。

水の粒が大きさが約0,1mmのミストサウナの場合、紙や服に当たるとそのまま水滴として残ってしまいます。
しかし、冷房用に使われる超微細なミストは、粒の大きさがわずか0.03mmほど。
非常に細かいため、空気中ですぐに蒸発します。
水は蒸発する時、周囲の熱を奪います。
この「気化熱」を利用することで周囲の温度を下げているのです。

つまり、濡れて涼しくするのではなく、水が空気中で蒸発することで熱を奪い、涼しさを生み出しているというわけです。

 

スポンサーリンク

超微細ミストを作るノズルの仕組み

では、どうやってそこまで細かい霧を作っているのでしょうか。

ノズルの内部では、水の流れをワーラーという特殊な部品で斜め方向に変えています。
すると水はノズルの中で回転し、小さな穴から勢いよく噴射されます。
その水が空気とぶつかることで、細かい霧へと変化します。

水をただ押し出すのではなく、内部で回転させ、空気とぶつかることで超微細なミスとが生まれるといいます。
こうした精密な構造によって、濡れにくく、涼しさを生み出すミストが作られているのです。

この技術は、街中の暑さ対策だけでなく、牛舎などにも導入されています。
牛舎でミストを使うと、牛の暑さ対策になりますが、牛や牛舎の床が濡れすぎると衛生面の問題が出てしまいます。
超微細なミストなら牛や床を濡らしにくいため、衛生環境を保ちながら暑さを和らげることができ、病気の予防にも役立っているそうです。

 

0.1ミリの穴を開ける職人技

超微細なミストを生み出すために重要なのが、ノズルの穴の大きさです。
穴が小さければ小さいほど、水の粒も小さくなります。

ノズルは基本的に機械で製造されますが、機械で開けられる穴の大きさには限界があります。
機械で開けられるのは0.2mmまで。
それより小さな0.1mmの穴は、なんと職人の手作業で開けているそうです。

しかも、その0.1mmのノズルを作れる職人は、この工場でただ一人。
肉眼で見てもようやく穴が確認できるほどの小ささです。

0.1mmのノズルは、半導体の精密部品の洗浄などにも使われています。
ほんの少しのズレも許されない繊細な作業だからこそ、機械だけではなく、人の手と感覚が必要になるのです。

普段何気なく浴びているミストの裏には、こうした職人の緻密な技があることに驚かされます。

 

少ない水で世界の課題解決へ

日本では水を比較的身近に使うことができますが、世界には水不足に悩む地域が多くあります。
「いけうち」では、少ない水で効率よく冷却や洗浄、加湿などを行う技術を、そうした困っている場所にも役立てたいと考えています。

ミスト技術は、水を大量に使わずに効果を発揮できることが強みです。
暑さ対策だけでなく、農業、工場、畜産、精密機器の洗浄など、幅広い分野で可能性が広がっています。

さらに番組では、宇宙空間でも生かせる研究についても紹介されました。

「いけうち」では、少ない水で野菜を育てる研究を進めています。
土を使わず、霧状の水分で植物を育てることで、水が限られた環境でも作物を栽培できる可能性があるそうです。
番組では、実際にその技術で育てたトマトも紹介されました。

 

ミストは未来を支える技術へ

ミストというと、暑い日に涼しく感じるためのものという印象があります。
しかし、その技術は想像以上に幅広く、私たちの暮らしだけでなく、産業や農業、さらには宇宙での食料生産にまでつながっています。

濡れないのに涼しい理由、0.03mmの超微細な水の粒、0.1mmの穴を手作業で開ける職人技。
そこには、日本のものづくりの繊細さと工夫が詰まっていました。

暑さ対策として街で見かけるミストも、ただの霧ではありません。
少ない水を最大限に生かし、人や動物、作物を守るための技術です。こ
れからさらに暑さが厳しくなる時代、ミストの力はますます重要になっていきそうです。

 

 

 

-これまで紹介した「GOOD!いちおし」-

 

本日の検定クイズ

「今知っておきたいNEWS検定」「お天気検定」
「エンタメ検定」「いちおし検定」
リアルタイム解答速報はこちらから

 

検定クイズプレゼントの応募方法

 

スポンサーリンク

Xでフォローしよう

おすすめの記事