
「菊池寛」本当にあったのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう3月6日は、昭和23(1948)年に、作家の菊池寛が59歳で亡くなった日です。
その日菊池の自宅には、しばらく胃腸を悪くしていて治ったので、自身の快気祝いをして多くの人が集まっていました。
お祝いですから、お寿司やステーキなどが用意されました。
周りの人は「病み上がりで生モノや肉はどうなの?」と言ったらしいのですが、菊池寛は好物だったので我慢ができなくて、いくつかは食べたようです。
ところが、そんな風に元気だったのに、狭心症の発作が原因でその快気祝いの日にあっという間に亡くなってしまったそうです。
文壇の大物の突然の死は、驚きをもって世間に広まりました。
作家としてもプライベートでもエピソードに事欠かない菊池寛でしたが、今日は次のうち本当にあったのはどれかという問題です。
「菊池寛」本当にあったのは?
青 -他人名義で自作解説
赤 -愛人と銭湯を経営
緑 -上司には必須
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ことば検定 答え
青 -他人名義で自作解説
<今日の緑のボケ> 「きくちかん」ではなく「きくちから(聴く力)」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
本などの著作権が切れるのは、日本では原則として作者の死後70年とされています。
菊池寛が亡くなったのは77年前なので、すでに著作権が切れインターネット上には無料で作品が読めるサイトがあります。
ただ、そうした中でも紙の本は今でも版を重ねるほど売れている菊池の本があります。
インターネットで無料で読めるのにわざわざ紙の本を買う理由は、読み応えと読んだという達成感です。
そして、本の最後にある解説文を読めるというのも、紙の本の良さの1つかもしれません。
「藤十郎の恋・恩讐の彼方に」(菊池寛 著)という本の場合、それが なお面白い理由があります。
この解説文には「吉川英治」とありますが、実際は菊池本人が書いたのです。
菊池寛は「解説文は第三者でなければならないのなら吉川英治の名で出す。吉川君には僕から話しておく」と言って、自分で書いてしまったそうです。
吉川英治は作家で、菊池の4歳年下の親友でした。
そして菊池寛による"吉川英治名義の解説文"の内容は「菊池氏の作品ほど、大衆の思想的、文化的啓蒙に貢献した作品は少ないと、いってもよい」としっかり自分で褒めているのです。
前回の問題

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