芥川龍之介「西洋人が汁粉を知れば…」続きは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きのう2月3日は立春で暦の上では春になりましたが、まだまだ寒い日が続いています。
寒い日に食べたくなるものといえば鍋ですが、温かいお汁粉はどうでしょうか。
お汁粉は食べるものですか?それとも飲むものですか?
どちらでしょうか?
実はこれは、作家の芥川龍之介が友人と熱心に交わした会話です。
芥川は、断然食べる派だったようです。
と言うのも、芥川が好んだのは白あんのドロッとした小倉汁粉というものだったと友人が書いています。
そんな芥川はその名も「しるこ」という随筆を書いています。
「西洋人が「しるこ」の味を知ったら…」とあるのですが、どうなると書いていたのでしょうか?
芥川龍之介「西洋人が汁粉を知れば…」続きは?
青 -世界を風靡
赤 -珈琲に匹敵
緑 -ガキ大将
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ことば検定 答え
青 -世界を風靡
<今日の緑のボケ> 「しるこ」ではなく「強いる子」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
芥川龍之介は随筆「しるこ」で、関東大震災の後、東京に汁粉屋が減ってしまったとこう嘆いています。
ー(原文のまま)
僕等下戸仲間の爲には少なからず損失である。のみならず僕等の東京の爲にもやはり少からぬ損失である。
震災前はよく友人と一緒に汁粉屋を食べ歩いたようです。
さらに、随筆はこう続きます。
ー(原文のまま)
まだ紅毛人たちは「しるこ」の味を知ってゐない。若し一度知ったとすれば、「しるこ」も亦或は麻雀戲のやうに世界を風靡しないとも限らないのである。
芥川の力説はまだ続きます。
ー(原文のまま)
彼等は天ぷらを愛するやうに「しるこ」をも必ずーーー愛するかどうかは多少の疑問はあるにもせよ、兎に角一應すすめて見る價値のあることだけは確かであらう。
と「しるこ」を大絶賛していると言っていいでしょうが、。実はこれは明治製菓が芥川に依頼したもので、お菓子文化を発信するための雑誌「スヰート」に掲載されたものだったのです。
前回の問題
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