BOOK文芸書ランキング TOP10
-2024年3月3日~9日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ジュンク堂書店池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「ここはすべての夜明けまえ」 間宮改衣 |
早川書房 |
第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞を受賞、間宮改衣さんのデビュー作。
発売してすぐ、書店員さんから「読んで爆売れを確信したのは初めて」「SF小説でありながら、芥川賞作品のように文学的に思えました」など、絶賛の声が続出!
物語の舞台は、今から100年先の2123年。
主人公の私は、25歳の時に老けない体を手に入れる融合手術を受け、山奥の小さな家に一人で住んでいた。
そこで、これまでの人生と家族について振り返る為、自己流で家族史を書き始める。
自分の人生と向き合っていく様子が描かれた一冊です。
2 | 「変な家2 11の間取り図」 雨穴 |
飛鳥新社 |
不可解な間取りの謎に迫る不動産ミステリー。
3 | 「成瀬は天下を取りに行く」 宮島未奈 |
新潮社 |
今年の本屋大賞にノミネートされた一冊。
4 | 「シャーロック・ホームズの凱旋」 森見 登美彦 |
中央公論新社 |
森見登美彦さんが7年かけて書いた最新作。
5 | 「坂上に咲く MUNAKATA:Beyond Van Gogh」 原田マハ |
幻冬舎 |
本作は、「世界の棟方」として国際的な評価を得た版画家・棟方志功の試練と栄光に迫った物語。
「ワぁ、ゴッホにはるッ!」と、若き日の棟方志功は、画家への憧れを胸に青森県から上京する。
しかし、絵を教えてくれる師匠もいない、画材を買うお金もない。
さらには極端に目が悪く、モデルの体を線でとらえることができず、遂には画家になることを諦めるのだった。
そんな時に出会ったのが木版画。
心と体の全部をぶつけて描いた。
そして彫った。
たった一枚の板と一本の彫刻刀で、世界に挑み、世界を変えた。
今なお世界中で愛される、棟方志功の真実に迫るアート小説です。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「しんがりで寝ています」 | 三浦しをん | 集英社 |
7 | 「みどりいせき」 | 大田ステファニー歓人 | 集英社 |
8 | 「変な家」 | 雨穴 | 飛鳥新社 |
9 | 「電通マンぼろぼろ日記」 | 福永耕太郎 | 三五館シンシャ |
10 | 「近畿地方のある場所について」 | 背筋 | KADOKAWA |
今週の注目の一冊
「電通マンぼろぼろ日記」福永耕太郎
コンビニオーナーや銀行員など、さまざまな職種で働く人たちの現実を描いた人気シリーズ第18弾。
今回は、過酷な広告業界で30年、最前線で汗をかいてきた著者による実体験が書かれています。
酔った顧客から呼び出され、レストランで他の客がいる中、土下座した日々をはじめ、リアルな給料や残業代、そして驚きの交際費といった生々しいお金の使い方など、就職サイトには載せられない巨大広告代理店の真の姿が明かされています。
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