「江戸時代に流行った」鍋は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日も「鍋」をテーマにお話していきます。
よく鍋を仕切る人のことを「鍋奉行」と言います。
この「鍋奉行」ですが、実際に江戸時代にそういう役職があったと、以前ネットで話題になりました。
しかし、どうやらこれは沿岸部の警護を担った「浦奉行」という役職の "くずし字" を読み間違っていたようです。
実際、鍋奉行がいたら面白かったと思うんですけどね。
とはいえ、江戸時代は、鍋料理の幅が大いに広がった時代であることは間違いないようです。
今日は、江戸時代に流行った鍋は何かという問題です。
「江戸時代に流行った」鍋は?
青 -しゃぶしゃぶ
赤 -ひとり鍋
緑 -十二支が大好き
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ことば検定 答え
赤 -ひとり鍋
ことば検定 解説
きょうの解説
「しゃぶしゃぶ」は、元々は中国の郷土料理だったと言われています。
それが日本に伝わったのは、太平洋戦争の後だということです。
ということは、少なくとも江戸時代の日本にはなかった料理ということになります。
「ひとり鍋」は、最近のトレンドになってますが、江戸時代描かれた「東京ぞろひ 柳橋きんし」(国立国会図書館所蔵)を見てみると、美女がひとりで鍋をつついている様子が描かれています。
これは "小鍋立て" と言って、江戸っ子たちは文字通り小さな鍋を火鉢や七輪にかけて、1人ないし2人で鍋料理を楽しんだようです。
これであれば、大きな鍋やそれを火にかけるためのかまどや囲炉裏も必要ないです。
座敷など、どこでも熱々の鍋が食べられるということで、手軽に調理ができる "小鍋立て" が大人気になったということです。
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