「バリカン」名前の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは10月21日、きのうは「頭髪の日」でした。
理容師にはできて、美容師にはできないサービスといえば「本格的な顔剃り」です。
理容師は、国家資格の試験で顔剃りの実技がありますが、美容師の試験にはありません。そんな顔剃りに使われるのが、カミソリですが、なぜカミソリというかご存知ですか?
元々、僧侶が剃髪するための道具で、カミソリは「髪を剃る」が由来です。
理容師は、国家資格の試験で顔剃りの実技がありますが、美容師の試験にはありません。そんな顔剃りに使われるのが、カミソリですが、なぜカミソリというかご存知ですか?
元々、僧侶が剃髪するための道具で、カミソリは「髪を剃る」が由来です。
そして、床屋さんで使われる道具といえば「バリカン」もお馴染みですが、今日はこの「バリカン」の名前の由来は何かという問題です。
「バリカン」名前の由来は?
青 -芝刈り機
赤 -会社名
緑 -受信状態良好
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ことば検定 答え
赤 -会社名
ことば検定 解説
きょうの解説
「バリカン」は日本独自の呼び方
「バリカン」はもともと舶来品で、明治時代に日本に伝わったとされています。
フランスから伝わったとされますが、フランス語では「バリカン」ではなく「トンズーズ(tondeuse)」と言います。
実は「バリカン」というのは、日本独自の呼び方です。
「バリカン」は会社名が由来
では、なぜ日本だけ「バリカン」という名前でずっと呼んで来ているのでしょうか?
この語源を突き止めたのが、言語学者の金田一京助さんです。
大正時代、三省堂に勤務し日本外来語辞典の編集を担当していた金田一さんでしたが、どれだけ文献を調べても「バリカン」の語源がわからなかったそうです。
大正時代、三省堂に勤務し日本外来語辞典の編集を担当していた金田一さんでしたが、どれだけ文献を調べても「バリカン」の語源がわからなかったそうです。
そんなある日、床屋に行って店主に「バリカン」の機械か箱を見せてもらえないかと聞いたところ、早速見せてもらえそうです。
すると、箱にも刃にも「バリカン・エ・マール」と書いてあったといいます。
実はこの「バリカン・エ・マール」というのが、「バリカン」を作っていたフランスの会社名なのです。
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