「大枚をはたく」の「大枚」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今週は「お金」をテーマにお話しています。
お金の使い道は様々ですが、人に何かを「おごる」こともあります。
その「おごる」の元々の意味は、天狗になっているときの様子を「気持ちにおごりがある」と言います。
元々は、"思い上がった振る舞い" という意味なのです。
その「おごる」の元々の意味は、天狗になっているときの様子を「気持ちにおごりがある」と言います。
元々は、"思い上がった振る舞い" という意味なのです。
そこから、ぜいたくすることや、人に振る舞うことも「おごる」というようになりました。
また、何か大きい買い物をして多額のお金を支払うことを「大枚をはたく」といいますが、「大枚をはたく」の「大枚」の由来は何かという問題です。
「大枚をはたく」の「大枚」由来は?
青 -札束
赤 -銀貨
緑 -インディカ米も激安
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ことば検定 答え
赤 -銀貨
ことば検定 解説
きょうの解説
なぜ「大枚をはたく」というのか
なぜ「大枚をはたく」というのでしょうか?
「はたく」という言葉は、元々は "砕いて粉末にする" "粉にする"という意味でした。
室町時代から使われている言葉で、そこから何かを "打ち払う" "払いのける" という意味でも使われるようになりました。
室町時代から使われている言葉で、そこから何かを "打ち払う" "払いのける" という意味でも使われるようになりました。
そして、"砕いて粉末にする" という意味が、江戸時代に "財産を使い尽くす" という意味にも使われるようになったようです。
「大枚」の由来となったのは
そして、「大枚」の方は "たくさんのお金" という意味です。
「大枚」の由来となったのは、古代の中国で作られた「餅銀(へいぎん)」と呼ばれる銀貨だそうです。
「大枚」の由来となったのは、古代の中国で作られた「餅銀(へいぎん)」と呼ばれる銀貨だそうです。
その銀貨の中でも、大きいサイズのものを「大枚」と呼んでいて、それが江戸時代に "たくさんのお金"、"高額のお金" という抽象的な意味で使われるようになったとみられています。
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