新人を「新米」と呼ぶ由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは9月26日、秋分も過ぎていよいよ本格的な秋の到来です。
秋の美味しい食べもので何が思い浮かびますか?
「栗ご飯」は、「新米」と「栗」と相性はばっちりです。
「栗ご飯」は、「新米」と「栗」と相性はばっちりです。
「新米」といえば、未熟な新人のことを指す言葉に使いますが、今日はその由来で有力なものはどれかという問題です。
新人を「新米」と呼ぶ由来は?
青 -前掛け
赤 -収穫の手伝い
緑 -もう。
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ことば検定 答え
青 -前掛け
ことば検定 解説
きょうの解説
「新米」と「ぺーぺー(ぺいぺい)」
未熟な新人を言う「新米」は、江戸時代に例の見られる表現です。
そして「新米」と似た言葉で、「ぺーぺー(ぺいぺい)」という言い方もあります。
では「新米」と「ぺーぺー」は、どちらが古くからある言葉でしょうか?
「ぺーぺー」は、なんと平安時代に薄いものや軽いものの意味で使われた「ぺぺやか」または「へへやか」に由来するとみられ、鎌倉時代の辞書「塵袋(ちりぶくろ)」に載っています。
「新米」の由来
一方、「新米」の由来は、江戸時代の商家の奉公人にあるというのが有力です。
当時は、10歳ぐらいから奉公にあがり、そうした奉公人のことを「丁稚(でっち)」と呼んでいました。
丁稚にあがると、まず店から新しい仕事着が支給されました。
その中でも「前掛け」が特徴的でした。
その中でも「前掛け」が特徴的でした。
新しい丁稚は、新しい前掛けをしたので「新前掛け」と呼ばれ、これが「新前」と略された後、なまって「新米」となったとする説が有力です。
ですから、「米」と書くのは当て字なのです。
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