映画を「キネマ」言葉が普及した理由は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは9月5日、先月末から今月10日まで開かれているのが、ベネチア国際映画祭です。
世界三大国際映画祭といえば、このベネチアと、カンヌ、そしてベルリンです。
中でも、ベネチア国際映画祭は1932年に始まった最も歴史ある国際映画祭です。
そのベネチアの最優秀作品賞の名前は金獅子賞、翼を持ったライオンがイタリアの都市ベネチアの守護聖人の象徴とされているからだそうです。
ところで、映画や映画館のことを現在「シネマ」と呼びますよね。
しかし、かつては「キネマ」という呼び方が普及していました。
では、なぜ「シネマ」ではなく「キネマ」だったのか、今日は「キネマ」という言葉が普及した理由の一つは次のうちどれでしょうかという問題です。
映画を「キネマ」言葉が普及した理由は?
青 -発音を間違えた
赤 -忌み言葉を避けた
緑 -着用が義務
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ことば検定 答え
赤 -忌み言葉を避けた
ことば検定 解説
きょうの解説
「シネマ」と「ムービー」の違い
「シネマ」以外に、映画のことを英語で「ムービー」と言います。
「シネマ」と「ムービー」の違いは、映画を一般にアメリカ英語では「ムービー」、そしてイギリス英語では「フィルム」や「シネマ」というそうです。
一度に多くの人が見られる、いわゆる映画の原型を築いた人は、フランスのリュミエール兄弟です。
彼らが1895年に製作した映画が、世界初の実写映画とされています。
彼らが1895年に製作した映画が、世界初の実写映画とされています。
そして、彼らが開発した映画装置「シネマトグラフ」が「シネマ」という言葉の由来だそうです。
日本で「キネマ」が普及した理由
しかし、日本では大正時代に「シネマ」ではなく、「キネマ」の方が普及しました。
なぜかというと「シネマ」は、死につながる忌み言葉だとされたようです。
なぜかというと「シネマ」は、死につながる忌み言葉だとされたようです。
そこで、ドイツ語の発音に近い「キネマ」が普及したと言われています。
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