明治時代「たばこの年齢制限」ができた一因は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは5月30日、明日5月31日は「世界禁煙デー」です。
日本人の喫煙率は、全体で16.7%。(令和元年 厚生労働省「国民健康調査・栄養調査」)
しかも、男性に限ると27.1%(女性7.6%)ですから、4人に1人以上が習慣的に喫煙しています。
しかも、男性に限ると27.1%(女性7.6%)ですから、4人に1人以上が習慣的に喫煙しています。
江戸時代の貝原益軒が書いた「養生訓」には、"タバコには毒がある"とか、"病気になることもある"、あるいは"習慣になるとやめられない"などと、いろいろ書かれています。
そして明治33(1900)年には世界に先駆けて、「未成年者喫煙禁止法」が制定されました。
そこで今日は「たばこの年齢制限」が設けられたきっかけの1つは、次のうちどれでしょうかという問題です。
明治時代「たばこの年齢制限」ができた一因は?
青 -火災の増加
赤 -おまけの流行
緑 -お礼に贈るのは魚卵
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ことば検定 答え
赤 -おまけの流行
ことば検定 解説
きょうの解説
江戸時代までは、たばこといえば、キセルにたばこの葉を詰めて使っていました。
しかし、明治時代に西洋から紙巻たばこが入ってきました。
紙巻を売る会社は、キセルに取って代わろうと一大PRキャンペーンを展開したのです。
紙巻を売る会社は、キセルに取って代わろうと一大PRキャンペーンを展開したのです。
紙巻たばこを売るために、おまけのカードが付けられました。
花札っぽいものや、ブロマイドみたいなものなどですが、小学生が喜ぶようなものでした。いろいろな種類があって、これが当時大ヒットしたんだそうです。
花札っぽいものや、ブロマイドみたいなものなどですが、小学生が喜ぶようなものでした。いろいろな種類があって、これが当時大ヒットしたんだそうです。
これで子どもたちが吸ってしまうことになり、子どもの喫煙増加は社会問題になりました。
そこで、「未成年者喫煙禁止法」が制定されたのです。
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