「ひな人形」片づける際に一緒に入れたのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは3月4日、昨日は「ひなまつり」でした。
「ひな人形」は、かつては早く片付けないと娘の婚期が遅れるなどと言われましたが、根拠の全くない俗説です。
「ひな人形」の本来の役割について、そのルーツは、けがれや災いを移して川に流す人型(ひとがた)だとされています。
ひな人形のルーツ
けがれや災いを移し川に流す人型(ひとがた)
ですから「ひな人形」は本来、身代わりとなって災いを引き受けてくれる存在なのです。
そこで引き受けてくれた災いとともに、早めに片付けた方がいいとする説もあるようです。
そして、古くは「ひな人形」を仕舞う際に、あるものも一緒に入れると良いとされていたのですがそれは何でしょう。
きょうの問題
「ひな人形」片づける際に一緒に入れたのは?
青 -小刀
赤 -唐辛子
緑 -時間あるが金はない
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -唐辛子
【本日の 緑 のボケは?】
「ひな人形」ではなく「暇貧乏」というボケでした
きょうの解説
【ひな人形と一緒に仕舞ったものは】
「ひな人形」の代わり「つるし雛」
「つるし雛」というのがありますが、江戸時代「ひな人形」は高価だったことから、手作りの人形をつるしたのが始まりとされ、今も結構盛んにおこなわれています。
伊豆とか山形が有名です。
「巾着」を飾るのは、お金が貯まるという意味があります。
「巾着」は、かつては財布として使っていました。
「巾着」は、かつては財布として使っていました。
そして「犬」は、お産が軽いと考えられてきたことから、安産や子宝に恵まれるようにという意味で飾られます。
「猿」は、災いや病気が去るようという意味が込められています。
「ひな人形」を虫から守るため
さらに「唐辛子」もありますが、かわいい娘に悪い虫がつかないようにという意味です。
実は、「唐辛子」は昔から実際に虫除けとして重宝されてきました。
高価な「ひな人形」をしまう際には、乾燥した唐辛子を一緒に入れて虫から守っていました。
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