「猫に鰹節」本来どういう状況?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは、2月22日で「猫の日」です。
2022年2月22日は、「2」が6個並び、1222年12月22日以来、800年ぶりのことです。
なんと2222年2月22日だと7個になります。
「猫に小判」「猫の手も借りたい」など、猫が出てくる慣用句はたくさんありますよね。
そこで今日は「猫に鰹節」とは、本来どういう状況を表す言葉かという問題です。
きょうの問題
「猫に鰹節」本来どういう状況?
青 -得意な場で生き生き
赤 -危険な状況
緑 -睡眠時に襲う山賊
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -危険な状況
【本日の 緑 のボケは?】
「猫に鰹節」ではなく「寝込み勝つ野武士」というボケでした
きょうの解説
【「猫に鰹節」本来どういう状況? 】
「鰹節」は猫の好物!?
古来、「鰹節」は猫の好物の代表のように思われてきました。
ただし、これは日本人独特の感覚で、欧米では猫の好物は「肉」と考えるところの方が多いそうです。
とはいえ、もちろん猫は「鰹節」が大好きです。
「猫に鰹節」の本来の意味
好きな食べ物がそばにあると興奮したりしますから、正解は「得意な場で生き生き」のようにも思われますが、実はこの言葉は、「猫」についてではなく、「鰹節の持ち主」のことを表現したものなのです。
「猫に鰹節」は、好きなものをそばに置くことで、油断ができない状況や、危険な状況を表しているということです。
しかもこの場合、そばに「鰹節」があれば、当然手を出してしまう。
悪いのは「猫」ではなくて、それがわかっていてそばに置いた側(鰹節の持ち主)だというニュアンスで使う言葉です。
前回の出題
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