日本で風鈴は元々何に使うものだった?
お天気検定 太田景子
テレビ朝日「グッドモーニング」太田景子気象予報士の「お天気検定」の内容と解説をご紹介しています。
天気に関することや中継先や季節にまつわる生活に役立つ知識と雑学クイズが出題されます
「お天気検定」
きょうの問題
日本で風鈴は元々何に使うものだった?
青 -客寄せ
赤 -厄除け
緑 -子どもをあやす
「お天気検定」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -厄除け
きょうの解説
【日本で風鈴は元々厄除けとして使われた】
風鈴は、飛鳥時代に仏教とともに中国から伝わったこの風鐸が始まりとされているんです。
寺院などの建物に吊るされていて、厄除けとして使われていました。
風鐸
飛鳥時代に仏教とともに中国から伝来したとされる寺院などにつるされ「風鈴」のもととなった。
音の聞こえる範囲に住む人々には、災いが起こらないと信じられていたそうです。
それがいつしか涼しさを演出するものになっていったんですね。
風鈴の起源は中国。
とは言ってもその使い方は今と全く異なり、その音の鳴り方で物事の吉凶を占うという占風鐸が起源。
その占風鐸が仏教とともに日本に伝来します。今のような涼しげな音ではなく、ガランガランという音で厄除けとして使用されていました。
当時は寺の四隅に掛けられ、その音が聞こえる範囲にいる住民には災いが起こらないとされていたそうです。その後、貴族の屋敷の縁側に厄除けとして銅製の風鈴が下げられるようになります。
ガラス製の風鈴は1700年頃に出始めますが、ガラスの製造方法が国内に広がるまでは非常に高価な物でした。
‐7月14日のお天気ワンポイント-
梅雨明け間近に降る強い雷雨を、送り梅雨と言いますが、きのう梅雨を送った九州や中国地方も含めて、広く今日も大気の不安定な状態が続きます。突然の激しい雷雨にお気をつけください。
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