「思い出返却」これまで持ち主に返した写真は?
「ニュース検定」 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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【ニュース検定】池上彰さんの解説
特集 大震災から10年⑥
池上解説【"思い出"返却】
気仙沼市の「思い出返却事業」
東日本大震災が発生した後、間もなくして始まったのが「思い出返却」という活動です。
津波で流されて、持ち主のわからなくなった写真を集めて綺麗にします。
写真だけでなく、成績表や表彰状、位牌などもありました。
全て大切な思い出の品です。
宮城県気仙沼市は、震災から3ヶ月後には、持ち主に返却する事業を始めました。
これまでに、およそ100万枚の写真や位牌など、およそ2万点の品を洗浄して保管してきたのです。
10年の節目に終えた「思い出返却事業」
しかし、10年の節目を迎え、大きな決断をしました。
事業の終了を決めたのです。
気仙沼復興協会は、写真などを探しやすくするため、全て画像データ化し、専用のパソコンでデータの閲覧会や返却会を、市内各地で開催してきました。
その結果、およそ70万枚の写真が持ち主に返されました。
ただ、写真を探しに来る人は減ってきたといいます。
その結果、およそ70万枚の写真が持ち主に返されました。
ただ、写真を探しに来る人は減ってきたといいます。
気仙沼市危機管理課 佐々木国明係長の話
今年度(2020年度)に入って、閲覧に訪れる方々が少しずつ減ってきている。
そういった状況もあわせて、今年度10年の節目ということで、返却の終了を決めた
そういった状況もあわせて、今年度10年の節目ということで、返却の終了を決めた
まだ返されていない写真などはどうなるのか。
気仙沼市が現在保管している写真は、震災の資料として残し、今月から市内の美術館に移します。
位牌や賞状などの物品も、およそ1700点ありますが、こちらについては供養した上で処分する方針です。
気仙沼市の「思い出返却事業」は、10年の節目とともに、その役目を静かに終えたのです。
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