福島県浪江町が誘致したのは世界最大規模の何?
「ニュース検定」 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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福島県浪江町が誘致したのは世界最大規模の何?
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【ニュース検定】池上彰さんの解説
特集 大震災から10年⑧
池上解説【新産業で変わる町】
福島県浪江町が誘致した世界最大規模施設
福島第一原発のすぐ北側にある浪江町は、原発事故で一時全ての町民が避難を余儀なくされました。
いまだ帰還できない区域は、町の面積のおよそ8割を占めています。
震災前は、2万1000人以上が暮らしていましたが、2020年の暮れの時点では1500人ほどになってしまいました。
震災前の、わずか10分の1以下です。
しかし、浪江町は未来に向けて、少しずつ変わろうとしています。
原発事故で撤退した企業の土地を町が買い取り、産業団地として整備した上で、新たな産業を呼び込みました。
それが、世界最大規模の水素の製造施設です。
浪江町の新たな挑戦がスタート
町は原発事故の反省から、原子力などに依存しない再生可能エネルギーを通じたま街づくりを打ち出しています。
2020年3月に開所した水素製造施設では、およそ6万8000枚の太陽光パネルが生み出す電力で、浪江町の水を電気分解し、水素を製造します。
浪江町では、その水素を貯め、必要に応じて発電しています。
1日当たりの水素製造能力は、およそ150世帯の1ヶ月分の電力に相当します。
2020年3月に開所した水素製造施設では、およそ6万8000枚の太陽光パネルが生み出す電力で、浪江町の水を電気分解し、水素を製造します。
浪江町では、その水素を貯め、必要に応じて発電しています。
1日当たりの水素製造能力は、およそ150世帯の1ヶ月分の電力に相当します。
すでに、水素の利用も進んでいます。
2020年8月に営業が始まった"道の駅なみえ"では、水素で発電した電気が使われています。
町全体で、二酸化炭素を出来るだけ出さないようにしているのです。
脱炭素は、世界的な流れでもあります。
それを見越して、水素を"街のウリ"にしようとしているのです。
実際、浪江町の街づくりに共感して移ってくる企業も出てきています。
新たな産業は、雇用につながります。
浪江町の新たな挑戦が始まっています。
浪江町の新たな挑戦が始まっています。
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