第2次世界大戦 史上最大の作戦とは?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-
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池上彰 ニュース検定
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第2次世界大戦 史上最大の作戦とは?
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"危機"に指導者は⑤【乱世の英雄】
乱世の英雄シャルル・ド・ゴール
昨日お伝えしたイギリスのチャーチル首相が、ナチスドイツと戦う決断をしたのは1940年5月です。
ただ戦況は、圧倒的に不利でした。
翌月には、ヨーロッパを震撼させる事態が起きました。
ナチスドイツが、フランス北部を占領したのです。
その際、ロンドンに亡命したのが、"乱世の英雄"と言われ、後に大統領になるシャルル・ド・ゴールです。
当時将軍だったド・ゴールは、ドイツとの戦いを宣言し、亡命政権"自由フランス"を設立しました。
当時将軍だったド・ゴールは、ドイツとの戦いを宣言し、亡命政権"自由フランス"を設立しました。
ド・ゴール将軍は、フランス国外からの抵抗運動を展開したのです。
自ら軍を率いて、北アフリカのアルジェリアやチュニジアなどで、ドイツ軍と戦ったのです。
自ら軍を率いて、北アフリカのアルジェリアやチュニジアなどで、ドイツ軍と戦ったのです。
流れを変えたノルマンディー上陸作戦
そして第二世界大戦の流れが変わります。
転機となったのは、ノルマンディー上陸作戦でした。
1944年6月6日、ドイツが占領するフランスに連合国軍が侵攻しました。
1日で10万人もの兵士を上陸させるという前代未聞の規模で、史上最大の作戦と呼ばれました。
1日で10万人もの兵士を上陸させるという前代未聞の規模で、史上最大の作戦と呼ばれました。
"自由フランス"を率いていたド・ゴールも祖国に戻り、連合国軍と共に戦いました。
そして上陸から2ヶ月後の1944年8月25日、歴史が動きます、
"パリ解放"です。
4年以上に及んだドイツによる占領状態から、解放されたのです。
ド・ゴールは"パリ解放"の翌日、フランス国旗を掲げてパリに入りました。
凱旋門からノートルダム大聖堂までパレードを行い、シャンゼリゼ通りは歓声をあげるパリ市民で埋め尽くされました。
凱旋門からノートルダム大聖堂までパレードを行い、シャンゼリゼ通りは歓声をあげるパリ市民で埋め尽くされました。
その後、ド・ゴールは大統領に就任し、11年にも渡る長期政権を実現しました。
"乱世の英雄ド・ゴール"は、現在のフランスの礎を作ったのです。
ちなみに、「インパール作戦」は、太平洋戦争での日本軍の作戦、
「砂漠の嵐作戦」は湾岸戦争でのアメリカ軍の作戦です。
「砂漠の嵐作戦」は湾岸戦争でのアメリカ軍の作戦です。
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