
「屋上屋を架す」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
梅雨に入り、カビの気になる季節です。
きょう6月20日は、健康に住み続けられる住宅を目指す「健康住宅の日」だそうです。
日本の住宅の平均寿命は、国土交通省によると、およそ30年なんだそうです。
ちなみに77年という国もありますが、それはイギリスです。
築77年の家を日本で見ることはめったにないのですが。イギリスでは普通のようです。
日本は住宅の平均寿命が短いようですが、新築志向が強いという国民性が影響しているようです。
今日はそんな住宅にちなんだ慣用句から、「屋上屋を架す」という言葉の由来は何かという問題です。
「屋上屋を架す」由来は?
青 -城の建設
赤 -詩の評価
緑 -クレーム大殺到
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ことば検定 答え
赤 -詩の評価
<今日の緑のボケ> 「おくじょうおくをかす」ではなく「Oh!くじょう(苦情)おく(億)を超す」 |
ことば検定 解説憶)
きょうの解説
「屋上屋を架す」の「屋」とはね「屋根」のことで、屋根の上にさらに屋根を作っても無駄です。
ですから、無駄なことをする例えとして使われる言葉です。
そして「屋下に屋を架す」という言葉もあります。
これもまた無駄なことということで、実は意味は変わりません。
そして元の言葉はどちらかというと、実は「屋下に屋を架す」の方です。
由来は、4世紀の中国の謝安の話にあります。
豊かな教養を備えた当代一の文化人とされている彼は、今日の答え「詩の評価」の最中にこんなことを言いました。
「屋下に屋を架すようにすべてがまねでせせこましい」
この時作った人の親戚は良い評価をしていて、その影響で人々がこぞって書き写そうとして紙の値段が高くなったいたのです。
そんな中、謝安はこういう痛烈な批判をしたのです。
庾闡(ゆせん)という軍人が作ったの詩の評価で、先人の真似をして作っただけの詩だということを、屋根の下に屋根をつくったようだと表現したのです。
前回の問題

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