「針の穴から天のぞく」はどんな意味?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
きょう12月8日は「針供養の日」です。
折れたり曲がったり使えなくなった縫い針を寺社に持って行って、豆腐やこんにゃくに刺して供養します。
これは裁縫の上達を願う行事で、今でも服飾の専門学生らも参加しているようです。
そしてまた、針に感謝するという気持ちは同じからか、体をいたわる職業である鍼灸師の方も参加することがあるようです。
字は違いますが、針を使うからです。
今日の問題は、針を使った言葉から「針の穴から天のぞく」とはどんな意味かという問題です。
「針の穴から天のぞく」はどんな意味?
青 -勝手に推測する
赤 -先が見通せている
緑 -急ぐ司会者減点
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ことば検定 答え
青 -勝手に推測する
<今日の緑のボケ>
「はりのあなからてんのぞく」ではなく「ハリー(hurry)のアナから点除く」
ことば検定 解説
きょうの解説
「針の穴から天のぞく」という言葉は、実は同じような意味の言葉が他にもあります。
「葦(よし)の髄から天井をのぞく」と読みます。
この葦という字は「あし」とも読めるのですが、それだと悪いという意味の「悪し」に通じるとして、悪いの反対を「よし」と読むようになりました。
「葦」は水辺に生えるススキに似た植物です。
そして「髄」とは、植物の茎の中心部をいいます。
茎の内部は、ストローのように空洞になっています。
この茎を通して、天井を見ようとすれば見えなくもないのですが、全体は見えないというか見にくいです。
そして、問題の「針の穴から天のぞく」というのも、針の穴ですから小さくて、そこから広い天を見渡すのは難しいです。
自分だけの狭い見識をもって、広い世界のことを勝手に判断をくだすことを言います。
どちらも「いろはかるた」にあることが多いので、戒めとして使われたのかもしれません。
前回の問題
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