「仮装舞踏会」が開かれたことがあるのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
きょう11月29日は、明治16年に鹿鳴館が開かれた日です。
明治政府は社交場として作ったのですが、政府のお金で作った理由は、ある大きな目的のために、日本人が西洋文化を受け入れている様子を外国人にアピールしようとしたのです。
当時、日本は欧米諸国と不平等条約結んでいました。
これを是正する交渉を有利に進められるのではと、今の外務大臣の地位にあった井上馨が発案したと言われています。
鹿鳴館では連日のように外国のゲストを招き、舞踏会やバザー・演奏会などが開かれました。
これにちなんで、今日は「ダンスの日」になっています。
日常的に着物を着ていた日本人にとっては、ドレスで舞踏会に出るのはさぞハードルの高い行事だったでしょう。
この時代はのちに鹿鳴館時代と称され、別の場所では「仮装舞踏会」が開かれたこともあります。
では、それはどこだったかという問題です。
「仮装舞踏会」が開かれたことがあるのは?
青 -総理官邸
赤 -国会議事堂
緑 -デジタルグレープ安
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ことば検定 答え
青 -総理官邸
<今日の緑のボケ>
「かそうぶとうかい」ではなく「仮想ぶどう買い」
ことば検定 解説
きょうの解説
明治時代に「仮装舞踏会」を企画したのは、井上馨と同じ長州藩出身の政治家です。
井上と一緒にイギリスに留学したこともある伊藤博文です。
伊藤は幕末にイギリスへ、その後 岩倉使節団の一員としてアメリカやヨーロッパをまわり、さらに憲法調査のためドイツやオーストリアにも行っています。
語学だけでなく、西洋式の社交術にも自信があったのでしょう。
企画した本人は夫婦で「ベネチア貴族」に扮装しました。
他にも、ヨーロッパ貴族になりきった人や戦国大名や山伏、浦島太郎、僧侶など、さまざまな仮装が見られたそうです。
そして仮装舞踏会は、伊藤博文がその地位にあったからこそ企画できたといえる場所「総理官邸」で行われました。
こうした方法で不平等条約は、残念ながら解消できませんでした。
連日開いた派手な舞踏会で国民の支持を失い、鹿鳴館時代はまもなく終わりました。
前回の問題
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