「糟糠の妻」由来となったエピソードは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
*解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。
ことば検定 問題
仲のいい夫婦を例えて「おしどり夫婦」と言います。
オスとメスがいつも一緒にいることから、夫婦の仲の良さを指す言葉になりました。
羽根が美しいのがオスで、繁殖に向けたアピールです。
ペアで見かけることが多いのですが、実は産卵の時期が終わる6月ごろになるとペアを解消します。
そして、その子育てはメスだけで行い、仲のいい夫婦のイメージとは逆です。
今日は夫婦にまつわる言葉から「糟糠の妻」はどんな話から生まれたかという問題です。
「糟糠の妻」由来となったエピソードは?
青 -姉の再婚
赤 -幼なじみとの結婚
緑 -刺身の下の大根
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ことば検定 答え
青 -姉の再婚
<今日の緑のボケは>
「そうこうのつま」ではなく「そこ(底)のつま」
ことば検定 解説
きょうの解説
「糟糠の妻」の「糟糠」の2文字は、それぞれ食べ物を指しています。
「糟」が酒かす、「糠」がぬかのことで、どちらも粗末な食事を例えています。
貧乏な暮らし・苦労を共にしてきた妻です。
由来は、後漢王朝を開いた光武帝と家臣の会話にあります。
ある時、光武帝は1人の女性を屏風の裏に座らせ、家臣にこう切り出しました。
「こんなことわざがあるそうだ。出世したら友人をかえ、金持ちになったら妻を取りかえる」
光武帝は屏風の裏の女性との結婚を進めるため、家臣をそそのかしたのです。
それに対する家臣の答えはこうでした。
「糟糠の妻は堂より下さず」
"堂より下さず"というのは"追い出すべきではない"という意味です。
実は、家臣には苦楽を共にしてきた妻がいたのです。
こうきっぱり言われてしまっては権力者とはいえ、さすがに別れさせることはできませんでした。
この話はなくなったのですが、皇帝が自ら結婚話をまとめようと乗り出した屏風の裏の女性は、光武帝の姉で未亡人だったのです。
前回の問題
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