「安全第一」の続きは？【ことば検定スマート】

2024年9月25日 4分23秒

「安全第一」の続きは？
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

＊正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。

ことば検定　問題

今週は、テレビ朝日「未来をここからプロジェクト」の一環で、SDGsがテーマです。

きょうはSDGs 9番目の目標「産業と技術革新の基盤を作ろう」がテーマです。
災害に強い丈夫なインフラを整えようなどと呼びかけられています。

「インフラ」とは、水道とか道路・電気・ガス・鉄道・電話・病院など必要不可欠なものを指しています。
「インフラ」という言葉は、「インフラストラクチャー」を略した言葉です。
「インフラ」が"下に"という意味で、「ストラクチャー」は"構造"という意味で、社会の基盤となる施設などを「インフラ」と呼びます。

戦後の高度経済成長期に一気にインフラを整えた日本では、徐々に老朽化問題が大きくなっています。
過疎化が進む地域の水道管や道路など、どうやって管理していくのか難しい問題に直面しています。

ところで、工事現場などで「安全第一」というスローガンを見かけますが、実はこのスローガンには続きがあります。
今日は、その続きは何かという問題です。

「安全第一」の続きは？

　青　　-生産第二
　赤　　-品質第二
　緑　　-大福慎重に

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見聞録 KENBUNROKU

ことば検定答え

　赤　　-品質第二

ことば検定解説

きょうの解説

「安全第一」というスローガンは、アメリカが発祥です。
「セーフティーファースト」という提言でした。

日本語では最初「安全専一」と訳され、足尾銅山の所長だった小田川全之が、銅山の中で使い始めたと言われています。
小田川は、アメリカなどで製錬技術を学んだとき、このスローガンを知ったようです。
USスチールという鉄鋼メーカーの社長が「安全第一品質第二生産第三」と提唱したのです。
実は、もともと安全は第三で生産が第一だったのですが、労働災害を減らそうと第一と第三を入れ替えました。
これによって、むしろ生産性も向上したそうです。