「情に棹させば流される」意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう9月3日は、日付の語呂合わせで「草の日」です。
漢文や和歌・俳句などを7つの章に分け「七草集」という本を作ったのが正岡子規です。
当時 学生だった子規は、本ができると友たちに回覧して批評を求めました。
この求めに応じ、12ページほど批評を描いた同級生が、のちの大作家になりました。
それが、夏目漱石で、この後2人は親友になりました。
そんな漱石にも、名前に「草」が付く作品「草枕」があります。
ー山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
そんなわけで、ここに出てきた「情に棹させば流される」とはどんな意味かという問題です。
「情に棹させば流される」意味は?
青 -足をすくわれる
赤 -嫌われる
緑 -No1と比べたら激怒
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ことば検定 答え
青 -足をすくわれる
ことば検定 解説
きょうの解説
「流れに棹さす」という慣用句がありますが、間違った意味で使ってる人が実は多いです。
これは船に乗っている時をイメージして欲しいのですが、棹は船を前に進めるために、ぐっとさします。
ですから、傾向に乗って、さらに勢いを増す行為を意味するのです。
別の言葉で、脇から邪魔をする意味で「水をさす」という言葉があります。
どうも混同されて、ブレーキの意味だと勘違いしているのが多いのではないかという分析があります。
今日の問題の「情に棹させば流される」は、「足をすくわれる」という意味です。
この言葉は、他人の感情を気遣ってばかりいると、自分の意思は失われ、理性も失ってしまい、やがて足をすくわれるといった意味が込められていると言われています。
前回の問題
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