「スローガン」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月15日は、79回目の終戦記念日です。
戦争中は「欲しがりません勝つまでは」というスローガンが掲げられました。
これは、大政翼賛会と新聞社が広く一般から募集した標語で、32万件あまりの作品から選ばれたものです。
これは11歳の少女の作品とされていたのですが、ただ裏話があって当時は言い出せなかったそうですが、実はその人のお父さんが考えたものだったと、戦後に朝日新聞の取材に答えています。
当時は、本当のことを言いだせなくてつらかったそうです。
いわゆる国策標語というもので、物が不足する中、「ぜいたくは敵だ」という標語もありました。
こうした標語で、国民の生活に制限をかけ、さらに国民同士が監視しあうような社会となっていました。
大変な時代で、二度と繰り返してはいけません。
こういう標語を「スローガン」とも言いますが、その語源は何かというのが問題です。
「スローガン」の語源は?
青 -民衆の投石
赤 -軍隊の号令
緑 -岩を砂に
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ことば検定 答え
赤 -軍隊の号令
ことば検定 解説
きょうの解説
「スローガン」と似た言葉で「モットー」という言葉もあります。
英語では、きちんと使い分けられています。
例えば、オバマ元大統領の「Yes! We Can」とクラーク博士の「少年よ大志を抱け」。
「Yes! We Can」がスローガン、「少年よ大志を抱け」がモットーになります。
「スローガン」は、政治や広告で人をひきつけるために使われるもので、個人や学校などの団体が出す方針や指針といった教訓的なメッセージが「モットー」です。
どちらも別の言葉由来で、「モットー」はイタリア語mottoの"単語・ことば"を意味する言葉が語源です。
一方「スローガン」は、スコットランドのゲール語sluagh-ghairmに由来があります。
これは二つの単語からできた言葉で、前半sluaghが軍隊、後半ghairmは叫びという意味です。
戦場で兵士を呼び集める声が「スローガン」の由来と言われています。
前回の問題
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