「農具」に由来する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう10月23日は「おいもほりの日」です。
今年は、明日10月24日から二十四節気の霜降(そうこう)で、さつまいもは霜が降り始めるこの頃に、収穫のピークを迎えることから制定されました。
「大学いも」の語源は、いろいろな説があってよくわからないのですが、その中で一つで大正時代の東大の赤門前で営業していたお店が元祖で、東大生に人気だったから自然と「大学いも」と呼ばれるようになったと、よく由来としてあげられています。
また芋を掘る時は、スコップなど使って掘ります。
今日は「農具」に由来する言葉はどれかという問題です。
「農具」に由来する言葉は?
青 -かまとと
赤 -すき焼き
緑 -肉まん肉なし
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ことば検定 答え
赤 -すき焼き
ことば検定 解説
きょうの解説
「かまとと」「すき焼き」のどちらも、江戸時代後期には使われていた言葉です。
「かまとと」の意味は、"わかっているくせにわからないふりをする"ことです。
この「かまとと」の「とと」は子どもが「魚」を指して言う幼児語です。
「かまはととから出来ているの?」とわかりきっていることを知らないふりをして聞いたのが由来だとされています。
魚が材料で「かま」から始まるものといえば「蒲鉾」です。
「かまとと」の「かま」は、実は「蒲鉾」の「かま」です。
今日の答えは「すき焼き」になりますが、「鋤(すき)」というのは土を耕すのに使う道具で、幅の広い刃がついています。
実は、江戸時代はこの刃の上でお肉を焼いていました。
鯨の肉の料理方法が書かれた本「鯨肉調理方」(江戸後期)では、「鋤焼とは古き鋤のよくすれて鮮明なるを 熾火(おきび)の上に置きわたし それに切肉をのせて焼くをいふ」と書かれています。
普段は農具として使う鋤を、料理に使っていたのです。
前回の問題
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