「塩梅」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日は7月3日「塩と暮らしの日」です。
塩の原材料の海水にちなみ、73(なみ)の語呂合わせになっています。
そこで塩クイズです。
「サラリーマン」「サラダ」「サランラップ」この中で塩に関係する言葉はどれでしょう?
塩はラテン語で「sal」です。
給料を英語で言うと「salary(サラリー)」です。
古代ローマでは兵士に塩を買うための手当を支給ていました。
サラリーをもらって生活するのがサラリーマンですから、塩に関係あります。
そして、サラダは古くは塩で味付けしていましたので、これも塩に関係あります。
サランラップは、サラさんとアンさんを組み合わせたのが「サラン」、2人の開発者の奥さんの名前「サラとアン」です。
塩に関する言葉は、日本語にもいろいろありますが、今日は「塩梅」の由来はという問題です。
「塩梅」の由来は?
青 -味加減
赤 -栽培方法
緑 -太っ腹 たい焼き
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -味加減
ことば検定 解説
きょうの解説
「あんばい」という漢字
「塩梅」の漢字は、これ以外にあと二つ「按排」「按配」があります。
この「塩梅」とは、実はもともと別の言葉でした。
「按排」「按配」の場合は。元々は"程よく配置する"という意味です。]
「塩梅 」塩と梅酢からできた言葉
一方、「塩梅」は元々「えんばい」と読んで、二つの調味料「塩」と「梅酢」からできた言葉でした。
まだ食酢がなかった時代に、梅を漬けて作られる梅酢が使われていました。
「えんばい」とは、塩と梅酢を使って、塩辛すぎずに酸っぱすぎず、ちょうど良い味加減にする事を言うようになりました。
その後、「按排」「按配」と"程よく整える"という意味が同じなので混同され、料理以外にも使われるようになったといわれています。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法