「後塵を拝する」本来の意味は? 【ことば検定スマート】
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「後塵を拝する」本来の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

 

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ことば検定 問題 

 

きょう9月16日は、昭和29(1954)年のこの日、JRA・日本中央競馬会が発足したことに由来する「競馬の日」です。
ダービーといえば、その年の3歳馬の頂点を決めるレースで、このダービーを獲るために全ての競馬関係者が1年を過ごしていると言っても過言ではないものです。
日本の第1回ダービーは、昭和7年現在の東京23区内かつてあった目黒競馬場で行われました。
現在の、目黒区下目黒に昭和8年まで競馬場がありました。
そんなわけで、今日は馬車に由来する言葉から、「後塵を拝する」の本来の意味は何かという問題です。

 

「後塵を拝する」本来の意味は?

   -権力に媚びへつらう
   -下位におくれをとる
   -議員の発言を無視

 

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ことば検定 答え

   -権力に媚びへつらう

 

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

馬車に由来する言葉「後塵を拝する」
「後塵を拝する」は、"遅れをとる"といった意味です。
例えば、「夏の商戦は残念ながら他社の後塵を拝する結果に終わりました」という使い方をします。

「後塵を拝する」本来の意味

ところが、本来の意味は実は違います。
この言葉は、中国の歴史書「晋書」にある3世紀末の話に由来します。
「塵」とは、ちりとかゴミのことです、
ここでは、馬車がたてる土埃のことです。
当時の中国には、絶対的に権力者がいたのですが、その権力者が外出するたびに彼に媚びようとした2人の人物が、彼の馬車の土埃に向かってお辞儀をしたというそんな話があります。
もとの漢文は、「望塵而拝」と出ています。
ということで、正解は「権力に媚びへつらう」です。
のちに、「塵」に「後」がついて「後塵」となりました。
そして、その"後ろ"のイメージから"遅れをとること"を表すようになったとみられています。

 

 

前回の問題

 

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