「番傘」名前の由来で有力なのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
日本では、「傘」はいつ頃からあったと思いますか?
時期ははっきりしないのですが、「日本書紀」には6世紀に仏教の儀式の道具として、朝鮮半島から「傘」が献上されたとあります
また、5世紀の三重県の宝塚古墳では、偉い人に差しかける日傘をかたどったとみられる蓋形埴輪(きぬがさがたはにわ)も見つかっています。
とはいえ、雨傘が広まったのは、それよりもずっとあとの江戸時代のようです。
和傘の中で、庶民的なものとしてあるのが「番傘」です。
和傘は、竹などの骨組みに和紙が張られていて、中でも「番傘」はシンプルな作りで丈夫なのが特徴です。
そこで、今日は「番傘」の名前の由来で有力なものはどれかという問題です。
「番傘」名前の由来で有力なのは?
青 -番号
赤 -夜に目立つ
緑 -夏の終わりは?
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ことば検定 答え
青 -番号
ことば検定 解説
きょうの解説
「番傘」の名前の由来
「番傘」は、江戸時代の中ごろ大阪で作られたとされ、その後江戸に伝わったと言われています。
そんな中、大きな呉服店などでは、あるサービスを始めました。
買い物に出かけていって急に雨が降ってきたときに、傘を借りられるサービスがあったらありがたいですよね。
そこで、無料で傘を貸し出したのです。
そこで、無料で傘を貸し出したのです。
「番傘」番号が書かれた傘
そんな傘に書かれていたのは店の屋号です。
そんな傘をさす人が街を歩けば、店の宣伝になるという狙いもあったようです。
ただし、それにはたくさんの傘が必要となり、そこで書かれていたのが番号でした。
これは傘が無くならないように管理するためです。
これは傘が無くならないように管理するためです。
"番号が書かれた傘"なので、「番傘」と呼ばれるようになったというのが有力な説です。
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