「雨模様」本来の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは6月10日、明日11日は暦の上では「入梅」です。
「入梅」は、季節の移り変わりを示す目安となる「雑節」の一つです。
梅雨入りの目安として、昔は田植えを参考にされていたそうです。
江戸時代には、「絵暦」というものがあり「入梅」を示す絵は「盗賊」が描かれています。
盗賊は、"荷"を奪いますよね。
盗賊は、"荷"を奪いますよね。
「荷を奪い」→「にをうばい」→「にゅうばい」という洒落です。
では今日の問題「 雨模様」ですが、これは雨は降ってるのでしょうか? 降っていないのでしょうか?
「 雨模様」の正しい意味はどれかという問題です。
「 雨模様」の正しい意味はどれかという問題です。
「雨模様」本来の意味は?
青 -雨が降りそうな様子
赤 -小雨が降ったり止んだりする様子
緑 -チラシどうするの?
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ことば検定 答え
青 -雨が降りそうな様子
ことば検定 解説
きょうの解説
「雨模様」の本来の意味
文化庁の世論調査ではこんな結果が出ました。
調査では、「小雨が降ったりやんだり」を選んだ人(47.5%)が多く、特に30代から50代で過半数を超えています。
調査では、「小雨が降ったりやんだり」を選んだ人(47.5%)が多く、特に30代から50代で過半数を超えています。
ちなみに「雨が降りそうな様子」を選んだ人は43.3%でした。
(文化庁 平成22年度国語に関する調査より)
(文化庁 平成22年度国語に関する調査より)
「模様」には、「様子」という意味がありますから、「雨模様」を「雨降っている様子」と考えるのは理解できます。
「雨模様」とは「雨もよい」
ところが、元々は 「雨もよい」という言葉だったのです。
漢字で書くと「雨催い」と書きます。
「眠気を催す」と言いますが、その場合はまだ寝ていませんよね。
ということは、「雨催い」も同じで、 「催い」とは"物事の兆しの見えること"で、「雨もよい」は今にも雨が降りそうな様子を指します。
ということは、「雨催い」も同じで、 「催い」とは"物事の兆しの見えること"で、「雨もよい」は今にも雨が降りそうな様子を指します。
ところが音が「雨模様」となって、「模様」という字が当てられ、誤解を生みやすくなったようです。
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