「茶」の意味に含まれるのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今日は5月12日、新茶の季節ですね。
先週の月曜日、5月2日は八十八夜でした。
八十八夜といえば、その言葉が出てくる歌は「茶摘みの歌」です。
「♪夏も近づく八十八夜、、野にも山にも若葉が茂る・・・」
「♪夏も近づく八十八夜、、野にも山にも若葉が茂る・・・」
茶の収穫時期は、産地によっても違うのですが、八十八夜に摘んだ茶を飲むと、無病息災でいられると言われています。
では、なぜ八十八なのかというと、立春を1日目として88日目にあたる日だからということらしいです。
八十八夜
立春から数えて88日目にあたる日
ところで、「茶」という言葉には、植物や飲み物、色以外に、比喩的な意味が含まれていますが、ご存知ですか?
今日は「茶」に含まれる意味は次のうちどれかという問題です。
きょうの問題
「茶」の意味に含まれるのは?
青 -一休みすること
赤 -集まること
緑 -からかうこと
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
緑 -からかうこと
【本日の 緑 のボケは?】
今日はボケはありません
きょうの解説
【「茶」の意味に含まれるのは?】
「戯れる」から生まれた意味
「戯れる」は、「たわむれる」と読みますが、他に「ざれる」とも読めます。
ふざけた言葉のことを「戯言(ざれごと)」と言います。
一方で、「戯(ざ)れる」には、"気が利いている""趣がある"という意味もあるのです。
この「戯(ざ)れる」が変化した「戯(さ)れ」から生まれた言葉が「おしゃれ」です。
さらに、「戯(ざ)れる」からは「じゃれる」という言葉も生まれました。
「猫が毬とじゃれる」などと使いますよね。
「茶」広辞苑には5番目の意味
さらに「戯(ちゃ)る」という言葉も生まれました。
その「戯(ちゃ)る」当てられた字が、「茶る」です。
その「戯(ちゃ)る」当てられた字が、「茶る」です。
今はあまり使わなくなりましたが、真面目な話を冗談のようにしてしまうことを「茶化す」と言いますよね。
では、冷やかしの言葉で相手の話を妨げることを「茶々を入れる」と言います。
では、冷やかしの言葉で相手の話を妨げることを「茶々を入れる」と言います。
ですから、「茶る」とは"ふざける"とか"おどける"ことという意味です。
そして、それらの言葉から「茶」には、"からかうこと、ちゃかすこと"という意味が生まれ、広辞苑には5番目の意味として載っています。
そして、それらの言葉から「茶」には、"からかうこと、ちゃかすこと"という意味が生まれ、広辞苑には5番目の意味として載っています。
前回の出題
本日の出題
「お天気検定」 □ ミツバチ、8の字の動きと振動はどんな意味? |
「みんなのエンタメ検定」 □ お休み |
今月のプレゼントと応募方法