「ぼんぼり」名前の由来は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょうは3月3日、「ひな祭り」です。
♪「うれしいひなまつり」
あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り
この童謡のタイトルは「ひなまつり」と間違う人が多いようですが、「うれしいひなまつり」が正解です。
ところで、今歌に出てきた「ぼんぼり」とは提灯みたいなものです。
それでは、その「ぼんぼり」という名前の由来は何でしょうか?
きょうの問題
「ぼんぼり」名前の由来は?
青 -ぼんやり
赤 -お盆
緑 -It's My Life
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -ぼんやり
【本日の 緑 のボケは?】
「ぼんぼり」ではなく「ボン・ジョヴィ」というボケでした
きょうの解説
【「ぼんぼり」名前の由来は?】
「ぼんぼり」本来の意味
今日の問題の「ぼんぼり」は照明器具ですが、元々は全く別の意味だったのです。
室町時代末期の文献「玉塵省」には「ほんほりと つくったぞ とを山に うすうけむりや 霞のかかった如なぞ」とあります。
この「ほんほり」が、のちに「ぼんぼり」となるのですが、これは薄化粧の「薄眉」についての文章で、「遠い山に薄い煙や霞がかかったような感じでぼんやりと眉をかいたぞ」という意味になります。
「ぼんぼり」和紙や絹で覆う
実は広辞苑にも、「ぼんぼり」の1番目の意味として「物がうすく透いてぼんやりと見えるさま。はっきりしないさま。ほんのり」と載っています。
照明の「ぼんぼり」は、ロウソクなどの火を本来和紙で覆っています。
和紙や絹で覆っていますから、どうしてもぼんやりとした灯りになります。
和紙や絹で覆っていますから、どうしてもぼんやりとした灯りになります。
そこで、「ぼんぼり」とついたと言われています。
ちなみに「ぼんぼり」は、漢字では「雪洞」と書きます。
前回の出題
本日の出題
「お天気検定」 □ ひな祭りに縁起がいいのは何のお吸い物? |
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