「正月に餅」食べる由来は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
正月のこの時期は、お雑煮などお餅を食べる機会が増えます。
お雑煮は、東日本は醤油ベースのすまし汁、西日本は味噌ベースの汁など、全国で食べ方は異なります。
お餅はお正月の食べ物というイメージですが、元々はお祭りや行事など特別なお祝いには欠かせないものだったのです。
正月にお餅を食べる風習はあることに由来するといわれています。
正月にお餅を食べる風習はあることに由来するといわれています。
きょうの問題
「正月に餅」食べる由来は?
青 -五穀豊穣
赤 -歯固め
緑 -わずかばかりですが
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -歯固め
【本日の 緑 のボケは?】
「正月に餅」ではなく「しょうがくきもち(少額気持ち)」というボケでした
きょうの解説
【「正月に餅」食べる由来は?】
お正月にお餅を食べる風習
古来、日本人は稲には「稲魂(いなだま)」と言って、私達の生命力を高める霊力があると信じて、お餅にするとその霊力がさらに高まると考えていたようです。
そこで、お餅は特別なお祝いには欠かせないものだったのです。
そして、お正月にお餅を食べる風習は、平安時代の行事に由来します。
そして、お正月にお餅を食べる風習は、平安時代の行事に由来します。
平安の恋愛小説の一部、光源氏が36歳になったお正月のシーンをご紹介します。
-源氏物語手鑑 初音-
-源氏物語手鑑 初音-
春の御殿の御前(略) 歯固めの祝ひして 餅鏡をさへ取り混ぜて |
「お正月の光源氏のお屋敷では、女房たちが歯固めの祝いに、鏡餅などを持ち寄って」という意味です。
「餅鏡」とは、「鏡餅」のことです。
平安時代の「歯固めの儀」
「歯固め」というのは、今はまだ歯の生えていない赤ん坊が噛んで、歯茎を固めるおもちゃのことを指します。
しかし、元々は宮中でお正月に餅や大根など硬いもの食べる行事のことを言っていたようです。
歯は「齢(よわい)」に通じることから、「齢(よわい)」を固めて長寿を願う行事だったようです。
この「歯固めの儀」から、正月に餅を食べる風習が広まったとされています。
ということで、正解は「歯固め」でした。
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