「おとそ」名前の由来は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
おせち料理は、神様のための料理です。
正月には「歳神さま」が家々を訪れるとされています。
正月には「歳神さま」が家々を訪れるとされています。
三段重のおせちの場合には、一の重の中にはかまぼこやきんとん、二の重には焼き物や酢の物。
そして、三の重には煮物を入れます。
そして、三の重には煮物を入れます。
これが五段重になると、五の重の中身はだいたい決まっていて、空にしておくところが多いようです。
空にしておくと、「歳神さま」が福を入れてくださると言われています。
空にしておくと、「歳神さま」が福を入れてくださると言われています。
やはり正月の行事は、だいたいこの「歳神さま」が関係しています。
ただ、「おとそ」だけは由来が違うようで、それは何でしょうか?
きょうの問題
「おとそ」名前の由来は?
青 -薬
赤 -中国の皇帝
緑 -面接でタメ口
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -薬
【本日の 緑 のボケは?】
「おとそ」ではなく「落とそ」というボケでした
きょうの解説
【「おとそ」名前の由来は?】
「おとそ」と「お神酒」
神様にお供えするお酒のことを「お神酒(おみき)」と言います。
「お神酒(おみき)」は、正月に限らず儀式には欠かせないです。
一方の「おとそ」は、正月限定です。
元々は、中国の風習です。
漢字だと「お屠蘇」と書きます、
この「屠」という字は、「ほふ(る)」と読みます。
この字には解釈がいろいろありますが「屠蘇」は、「蘇という悪い鬼を屠(ほふ)る」という説と、悪い鬼を屠(ほふ)って魂を蘇生させるという説などがあります。
「おとそ」の由来は生薬
元々中国では「屠蘇散(とそさん)」というものがあり、実は今、日本で売られています。
中身は、三国志にも登場する名医・華佗(かた)が作ったとされる、様々な薬草を調合した処方薬で、この「屠蘇散(とそさん)」をお酒に浸して1年の初めに飲むと、その年の邪気を払って寿命が延びるといわれています。
屠蘇散(生薬)
お酒に浸して1年の初めに飲む
その年の邪気を払い寿命が延びる
その年の邪気を払い寿命が延びる
ということで、正解は「薬」でした。
前回の出題
本日の出題
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