日本初「肉食禁止令」禁じたのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週は、「肉」がテーマです。
江戸時代には、肉食が禁止されていたというのはご存知ですか。
考えてみれば、原始時代には、狩りをして肉を食べていたはずです。
実際に、縄文時代の遺跡からは、シカやイノシシなど動物の骨が見つかっていて、60種類以上の動物が食べられていたと考えられています。
実際に、縄文時代の遺跡からは、シカやイノシシなど動物の骨が見つかっていて、60種類以上の動物が食べられていたと考えられています。
では、いつ頃なぜ肉を食べることがタブーになったと思いますか。
きっかけの一つと考えられるのが、6世紀に伝わった仏教で、殺生を禁じています。
そして675年、天武天皇の時代に、一部のものに対して、日本初の肉食禁止令が出されたのです。
その日本初の肉食禁止令で、食べることを禁じられたものはどれでしょう?
きょうの問題
日本初「肉食禁止令」禁じたのは?
青 -鶏
赤 -猪
緑 -堂本くんの歌が好き
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -鶏
【本日の 緑 のボケは?】
「にくしょくきんしれい(肉食禁止令)」ではなく「きくきょくきんきねぇ(聴く曲Kinkiねぇ)」というボケでした
きょうの解説
【日本初「肉食禁止令」禁じたのは?】
「肉食禁止令」で禁じられた5種類の肉
仏教伝来の前、例えば弥生時代にも、一定期間 肉食をやめる習慣はあったようです。
675年の肉食禁止令も、ずっと厳しいというわけではなく、4月から9月までの農耕期間に限るものなのです。
それは、豊作祈願のためだったということです。
禁止されたのは、馬、牛、鶏、犬、猿5種類の肉です。
理由はよくわからないのですが、家畜など生活に近いものは禁じられてようです。
家畜など生活に近いものは禁じた
当時「鶏」は、朝を告げる鳥として飼われていたとみられています。
実は、古くから朝一番に鳴くニワトリの声には、闇を払い光を呼ぶ力があると考えられてきました。
そうしたことも、禁止になった理由かもしれないと言われています。
ということで正解は「鶏」でした。
前回の出題
本日の出題
「お天気検定」 □ 「爆弾低気圧」の目安になるのは? |
「みんなのエンタメ検定」 □ A.B.C-Z 橋本良亮 一人暮らし牛乳を2本常備のワケ? |
今月のプレゼントと応募方法