「もみじ」とは何の肉?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのうは、大阪箕面の名物「もみじの天ぷら」をご紹介しました。
そんなお菓子を食べた後には、お茶が欲しくなったりします。
そんなお菓子を食べた後には、お茶が欲しくなったりします。
お茶で「もみじ」といえば、どういうことかわかりますか。
お茶を濃く味よくたてることを「もみじ」といって、広辞苑に載っています。
「紅葉(こうよう)」と「濃う好う(こうよう)」をかけたシャレです。
こんなふうに「紅葉」や「もみじ」という言葉は、古くから、いわゆる隠語としても使われてきました。
では、「もみじ」と言えば、何の肉のことかわかりますか?
きょうの問題
「もみじ」とは何の肉?
青 -かえる
赤 -馬
緑 -鹿
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きょうの答え
緑 -鹿
【本日の 緑 のボケは?】
今日はボケがありません
きょうの解説
【「もみじ」とは何の肉?】
「もみじ」につきものとされた鹿
「馬肉」のことは、「さくら」と呼びます。
その理由は、新鮮な馬の肉は桜色だからとか、あるいは春が旬で美味しいからなどいくつか説はあるようです。
そして、今日の正解ですが、古来「紅葉(もみじ)」につきものとされたものが、百人一首のこちらです。
猿丸太夫
奥山に紅葉 踏み分け鳴く鹿の |
もう一つ、花札を見てみると、鹿と「もみじ」が描かれています。
理由にはいくつか説があるんですけれども、古くから「もみじ」に鹿は付きものとされてきたようです。
「もみじ」は鹿の肉
そこで、肉食が原則禁止されていた江戸時代に、鹿の肉を「もみじ」と呼んだようです。
ちなみに、花札の鹿がそっぽを向いているように見えますが、ここから生まれたと言われている言葉が「シカト」です。
鹿が10月の札で、「しかと(鹿十)」だと言われています。
ということで、正解は「鹿」でした。
肉の別名
江戸時代には肉食が原則禁止されていた
獣肉食、獣肉の隠語には植物や花の名前が使われることが多かった。馬肉→桜(さくら)
鹿肉→紅葉(もみじ)
イノシシ肉→牡丹(ぼたん)、または山鯨(やまくじら)
獣肉食、獣肉の隠語には植物や花の名前が使われることが多かった。馬肉→桜(さくら)
鹿肉→紅葉(もみじ)
イノシシ肉→牡丹(ぼたん)、または山鯨(やまくじら)
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