「柿渋」が使われているものがあるのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのうは、一般的に「甘柿」と「渋柿」は、糖度が違うのではなく、渋みが違うというお話でした。
そもそも、柿の実にはなぜ渋みがあるんでしょうか。
柿の渋みは、カキタンニンという物質で、実はポリフェノールの一種なのです。
ポリフェノールは、そもそも何のためにあるのかといいますと、紫外線など植物にとってストレスとなるものから、未熟な実を守っているのです。
そんなポリフェノールの中で、カキタンニンはとてもすごいパワーがあるんだそうです。
そんなポリフェノールの中で、カキタンニンはとてもすごいパワーがあるんだそうです。
となれば、それを利用しない手はないですよね。
日本人はこれを「柿渋」と呼んで、古くから利用してきました。
今でも「柿渋」が使われているものがあるのですが、それはどれでしょうか?
きょうの問題
「柿渋」が使われているものがあるのは?
青 -和傘
赤 -殺虫剤
緑 -夏だけ本部から出向
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -和傘
【本日の 緑 のボケは?】
「柿渋」ではなく「夏季支部(かきしぶ)」というボケでした
きょうの解説
【「柿渋」が使われているものがあるのは?】
「柿渋」青い渋柿から作る
「柿渋」は、まだ青い渋柿から搾り取った液体を、発酵・熟成して作ります。
「柿渋」は、最初はうす緑の液体で、発酵熟成で深みのあるこげ茶色になります。
意外なところでは、酒造りの際に、濁りを取り除くように使われていて、清酒を濁らせるタンパク質と結びつきやすい性質があるんだそうです。
「柿渋」が持つ防腐・防水効果
また、防腐効果を利用した、塗料としても用いられています。
奈良の東大寺や、最近では家の内装に使う人もいるそうです。
そして、独特の色合いを利用して、柿渋染めの染料にも用いられます。
そして、和傘にも使われていて、その独特の風味、色合いが魅力です。
「柿渋」の持つ防水効果にも期待しつつ、色合いがいいと、今なお和傘修理には「柿渋」は人気があるということです。
「柿渋」の持つ防水効果にも期待しつつ、色合いがいいと、今なお和傘修理には「柿渋」は人気があるということです。
前回の出題
本日の出題
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