
小柄な少年が相手を投げ飛ばす!
SNSで話題! 岩手の相撲キッズ
【GOOD!いちおし】
テレビ朝日グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
SNSで話題! 岩手の相撲キッズ
| 今SNSで大反響を呼んでいる相撲の取り組み映像があります。 その主役は小学生、今日の「Good!いちおし」は岩手県の相撲キッズに注目です。 |
体格差をものともしない
小学生力士たち
今回の「GOOD!いちおし」では、岩手県大槌町で相撲に打ち込む子どもたちと、東日本大震災を乗り越えて再建された相撲道場「小原道場」が紹介されました。
道場には5歳から15歳までの15人が通い、全国大会でも活躍する力士を次々と生み出しています。
中でも注目を集めているのが、小学4年生の高田築君です。
身長は125cmと同年代でも小柄ですが、自分よりはるかに大きな相手に果敢に挑みます。
今年8月に出場した大会では、体格差をものともせず豪快な技で相手を倒しました。
その取り組みを紹介したSNS動画は、再生数385万回を超えるほどの反響を呼んでいます。
小さな体だからこそ前へ出る相撲
高田君が心掛けているのは、体の大きな相手に負けないよう、自分からどんどん攻めることです。
小柄だからこそ待つのではなく、積極的に前へ出る相撲を取ります。
もう一人、全国区の活躍を見せたのが小学生6年生の住久悠仁君も、自分より大きな相手を華麗な投げ技で破り、全国ベスト8に進出しました。
こうした子どもたちの活躍に注目したのが、現役時代に小兵力士として大型力士と戦った元小結・舞の海秀平さんです。
舞の海さんも道場を訪れ、子どもたちに「相撲を続けてください」と声を掛けて激励しました。
全国レベルの強さを生む厳しい稽古
子どもたちの強さを支えているのは、日々の厳しい稽古です。
基礎運動から実戦形式の取り組みまで、息が上がるような練習を何度も繰り返します。
番組では取材に訪れていた島貫アナウンサーが小学6年生の住久君に挑戦しましたが、全力で押してもほとんど動かすことができませんでした。
小学生とは思えない足腰の強さと体幹は、毎日の積み重ねによって身に付けたものです。
東日本大震災で恩師を失った指導者
子どもたちを指導しているのが、小原祐也さんです。
小原さん自身も大槌町で育ち、子どもの頃から相撲に取り組んできました。
しかし2011年3月11日の東日本大震災で町は大きな被害を受けます。
住宅が並んでいた場所は津波によって姿を変え、小原さんは相撲を教えてくれた恩師も失いました。
当時、小原さんは中学2年生でした。
深い悲しみを抱えながらも相撲を続け、その後は強豪・日本大学へ進学。
副主将を務めるまでになりました。
そんな小原さんが恩師から受け継いだ大切な言葉があります。
それが「不撓不屈」です。
どんな困難があってもくじけず、立ち向かっていく。
その精神を、現在は道場の子どもたちにも伝え続けています。
2024年に故郷で道場を再建
時を経て故郷の大槌町へ戻った小原さんは、2024年に新たな一歩を踏み出しました。
震災などの影響で存続が難しくなっていた相撲の活動を、もう一度盛り上げようと道場を再建したのです。
その挑戦を支えたのが町の人たちでした。
大槌町はもともと相撲が盛んな土地。
土俵の修繕などでは町の人たちも協力し、「子どもたちが再び相撲に取り組める場所を残したい」と力を貸してくれました。
地域の支えを受け、現在の道場には再び子どもたちの元気な声が響いています。
相撲を通じて受け継がれる
「不撓不屈」
小さな体で大きな相手に向かっていく子どもたちの姿は、まさに「不撓不屈」という言葉そのものです。
東日本大震災で大きな被害を受けた大槌町。
そこで相撲を学んだ少年が成長して故郷へ戻り、今度は自分が次の世代を育てています。
全国大会で勝つことだけが道場の目的ではありません。
苦しい状況でも諦めず、自ら前へ出る。
その精神と地域の相撲文化を次の世代へつないでいくことも、大切な役割です。
震災から15年。町の人たちに見守られながら、ちびっこ力士たちは今日も全国の強豪に負けない相撲を目指して稽古を続けています。
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