最新BOOK文芸書ランキング TOP10
-2025年1月20日~26日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト 新宿店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「楽園の楽園」 |
中央公論新社 |
伊坂幸太郎さん作家生活25周年記念短編。
物語の舞台は、ウイルスの蔓延・大規模停電など混乱に陥った近未来。
全ての原因は、謎の人工知能「天軸」の暴走によるものだといわれていた。
「五十九彦(ごじゅくひこ)「三瑚嬢(さんごじょう)」」「蝶八隗(ちょうはっかい)」の3人は、「天軸」の開発者が描いたとされる絵画を手がかりに。暴走する「天軸」を止めに行くため旅に出るが…!?
旅路の果てに3人を待ち受けていたのは、思いもよらない真実だった。
ー終わるのは、ヒトの世界だよ。
ヒト以外にとっての世界は終わらない。
壮大で不思議な冒険小説です。
2 | 乃木坂46 五百城 茉央 1st写真集 「未来の作り方」 |
小学館 |
全編ポルトガルで撮影された本作は、乃木坂随一と呼ばれる美しいスタイルと、見た人全てを魅了する笑顔がたっぷり詰め込まれた、五百城さんの魅力を存分に味わえるファン必見の一冊です。
3 | 「へこたれてなんていられない」 |
中央公論新社 |
人気ラジオパーソナリティのジェーン・スーさんによるエッセイ集。
体調の変化や仕事の向き合い方、親との関係など、ジェーン・スーさんが50歳を迎えて感じた、中年ならではの悩みや本音について綴ったエッセイ集。
悩みを乗り越え、前向きになれるような言葉がたくさん詰まっています。
「常にバタバタ生きている自分のことは、二十代の頃よりずっと好きだ。大好きだ。」
疲れた体と心を励ましてくれると話題になり、重版も決定しました。
4 | 「ゲーテはすべてを言った」 |
朝日新聞出版 |
今年の芥川賞受賞作。
5 | 「謎の香りはパン屋から」 |
宝島社 |
今年の「このミステリーがすごい!」で大賞受賞作。
物語の主人公は、漫画家を目指しつつパン屋さんでアルバイトする小春。
ある日、同じアルバイト先で働く親友の由貴子に、推しのライブビューイングをドタキャンされる。
あれだけ楽しみにしていた由貴子なのに「どうして?」と思った小春は、彼女の行動を振り返る。
そして小春は、ある日由貴子のうちへ行ったとき、冷凍庫の中身が空だったことから、ある真相にたどり着くのだった。
パン屋さんを舞台にした日常の謎を解く連作ミステリー小説です。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「ロイヤルホストで夜まで語りたい」 | 朝井リョウ・柚木麻子ほか | 朝日新聞出版 |
7 | 「DTOPIA(デートピア)」 | 河出書房新社 | |
8 | 「『好き』を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに『やばい!』しかでてこない」 | 三宅香帆 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
9 | 「コミケへの聖歌」 | カスガ | 早川書房 |
10 | 「漫才過剰考察」 | 令和ロマン 高比良くるま | 辰巳出版 |
注目の一冊
大人気ファミレスチェーン店がテーマのエッセイ集に注目!
本作は、全国に120店舗以上を展開するファミレスチェーン店ロイヤルホストでの思い出を、17名の豪華執筆陣が綴るエッセイ集です。
著者のひとり、「成瀬は天下を取りにいく」の作者・宮島未奈さんは、作中にロイヤルホストを登場させるほどのファン。
ロイヤルホストへ行く前日には、食べたいメニューをあらかじめホームページで確認するほど力を入れて臨むそうです。
今までは料理と一緒に無料の水を飲んでいましたが、本屋大賞受賞後は少し贅沢をして440円のドリンクバーを注文。
大好きなパラダイストロピカルアイスティーを堪能しているそうです。
他にも、ロイヤルホストのファンを公言する藤井隆さんとハリセンボンの2人による座談会も収録されています。
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