BOOK文芸書ランキング TOP10
-2023年10月30日~11月5日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト自由が丘店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「続 窓ぎわのトットちゃん」 黒柳徹子 |
講談社 |
黒柳さんの幼少期を綴ったエッセイ「窓ぎわのトットちゃん」、42年ぶりとなる待望の続編。
発売直後から大きな話題となり、1カ月で40万部を突破しています。
2 | 「あなたが誰かを殺した」 東野圭吾 |
講談社 |
3 | 「椿ノ恋文」 小川 糸 |
幻冬舎 |
今作は、累計75万部を超える「ツバキ文具店」シリーズ第三弾。
物語の主人公は、鎌倉で小さな文具店を営みながら手紙の代書を請け負う鳩子。
彼女のもとには、日々さまざまな事情を抱えた手紙を代わりに書いてほしいという人たちが訪れる。
今作では、会社から理不尽に退職を迫られる中、どうしても自分の手では退職届を書きたくないという男性や、余命宣告を受け、もう自分の力では筆をとることができない女性が、結婚する娘に贈る手紙。
免許の返納を頑なに拒む、年老いた父を説得するための手紙を考えてほしいという女性など。
そんな依頼者たちの心の内を、鳩子はどのように手紙にしたためるのか?
手紙でしか伝えられない思いに、胸がじんわりと温かくなる物語です。
4 | 「小泉今日子 そして、今日のわたし」 別冊太陽編集部(編) |
平凡社 |
創業50年のカルチャー誌が、歌手・俳優・作家など、幅広い分野で活躍を続ける小泉今日子さんを総力特集。
初公開となる家族アルバムや、デビュー直後の貴重な写真をもとに思い出を振り返ったり、飾らない今の姿を切り取ったポートレートや、すべて本音で答えた204の質問など、小泉さんの知られざる過去と現在が集まった永久保存版です。
5 | 「ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編」 井上真偽 |
小学館 |
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編」 | 井上真偽 | 小学館 |
7 | 「近畿地方のある場所について」 | 背筋 | KADOKAWA |
8 | 「エヴァーグリーン・ゲーム」 | 石井仁蔵 | ポプラ社 |
9 | 「わたしに会いたい」 | 西 加奈子 | 集英社 |
10 | 「スピノザの診療室」 | 夏川草介 | 水鈴社 |
今週の注目の一冊
「わたしに会いたい」西 加奈子
今年の4月に発表したカナダでのがん治療の日々を綴ったノンフィクション「くもをさがす」が大きな話題となった西加奈子さん。
本作は、そんな西さんが自分の体で生きて行くことの素晴らしさを、力強く描いた8つの物語を収録。
身体的なハンディがある少女が、自分のドッペルゲンガーに勇気をもらい、未来を切り開いていく表題作「わたしに会いたい」や、がんで胸を失ったグラビアアイドルが直面した現実と、新たな決意を描いた「あらわ」など。
本当の自分らしさとは何かを問いかける一冊です。
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