BOOK文芸書ランキング TOP5
-2023年8月21日~27日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、三省堂書店 池袋本店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1 | 「SWITCH Vol.41 No.9 特集ジブリをめぐる冒険」 | スウィッチ・パブリッシング |
80ページにわたりスタジオ・ジブリを大特集した雑誌SWITCH9月号。
2 | 「リスペクトーR・E・S・P・E・C・T」 プレイディみかこ |
筑摩書房 |
イギリス在住の作家 ブレイディみかこさんの一冊。
ロンドンの貧困層の女性たちが、自らの尊厳と権利を守るため立ち上がった実際の事件をモデルにした物語です。
3 | 「木挽町のあだ討ち」 永井紗耶子 |
新潮社 |
泣ける時代小説。
第169回直木賞受賞作。
4 | 「遠火 警視庁強行犯係」 今野敏 |
幻冬舎 |
警察小説の盟主 今野敏さんの人気シリーズ最新作。
警視庁捜査一課の名刑事の樋口が数々の難事件に挑むシリーズ第8弾。
東京奥多摩の山の中で発見された女子高生の他殺体。
捜査を進めるうちに、被害者の良からぬ噂を聞きつけた樋口は、被害者の友人である女子高生に話を聞きに行く。
だが、その時の様子を何者かが撮影し、ネット上に公開。
あらぬは疑いをかけられてしまうのだった。
はたして樋口は自分に向けられた疑念を晴らし、事件の真相に辿り着くことができるのか?
5 | 「息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。」 幡野広志 |
ポプラ社 |
写真家 幡野広志さんが、旅行や料理 家族のことなど、ありのままの日常を切り取ったフォトエッセイ。
小学校の入学式の日は雨がしとしと降っていた。
息子はすこし残念そうだった。
お父さんは雨の日が好きだよといった。
だけど息子はぼくが雨の日が好きな理由までは知らない。
息子が生まれた日が雨だったから、ぼくは雨の日が好きなのだ。
何気ない毎日の中にある大切なものに気づかせてくれる一冊です。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6 | 「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する 5」 | 雨川透子 | オーバーラップ |
7 | 「ハンチバック」 | 市川沙央 | 文藝春秋 |
8 | 「十戒」 | 夕木春央 | 講談社 |
9 | 「蒼天の鳥」 | 三上幸四郎 | 講談社 |
10 | 「ディズニー ツイテッドワンダーランド THE NOVEL EPISODE2 荒野の反逆者」 | 日置じゅん(著者) 枢やな(原案イラスト) |
スクウェア・エニックス |
今週の注目の一冊
「蒼天の鳥」三上幸四郎
江戸川乱歩賞を受賞したミステリーに注目。
時は大正13年、主人公の古代子は娘と共に活動写真 現代で言う映画を観に行き、火事に遭遇してしまう。
そんな中、古代子の目の前に現れたのは、映画に登場する悪党「ジゴマ」。
そして次の瞬間、ジゴマは逃げ惑う観客の一人を刺し殺したのだった。
思いがけず奇っ怪な殺人を目撃してしまった古代子たち親子は、事件の渦中へと巻きこまれていく。
謎に包まれたジゴマの正体、そして事件の裏に隠された真実とは?
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