【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2022年6月27日~7月3日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト ルミネ新宿による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「20代で得た知見」 F |
KADOKAWA |
40万部突破の一冊です。
第2位 | 「小さいわたし」 益田ミリ |
ポプラ社 |
人気イラストレーター益田ミリさんの子ども時代を綴った一冊。
「こども時代は本当に短いものです。長い人生のほんのひととき。なのにプリンのカラメルソースみたいに他の部分とはちがう特別な存在です。」
と語る益田ミリさんの小さい頃を彩った思い出を子ども目線で綴ったエッセイ。
ある夏休み、祖父母の家に行ったときのこと。
「おじいちゃんとおばあちゃんの家は、どの部屋もうちとはちがう。お皿もうちとはちがう。コップもちがう。」
「ママがおばあちゃんに、『お母さん、シーツどこしまったん?』と聞いた。ママの話し方もいつもとちがう。」
共感したり、ほっこりしたり、子どもならではの胸のうちを丁寧に描いている一冊です。
第3位 | 「#真相をお話しします」 結城真一郎 |
新潮社 |
ミステリー短編集。
第4位 | 「ただ、一緒に生きている」 坂本美雨 |
光文社 |
2015年に長女を出産した坂本さんが、子育てをする中で初めて気づいた自分の感情や、娘さんへの優しく愛情に満ちた思いを温かな言葉で綴っています。
「彼女が強く楽しく生きていけるように、彼女を愛してくれる人たちが近くにも遠くにもいてくれるように環境を整えることを意識している。」
「世界はいいところだな、自分は愛されているなと、なにがあっても思ってくれるように。」
第5位 | 「パリの空の下で、息子とぼくの3000日」 辻仁成 |
マガジンハウス |
パリ在住の芥川賞作家・辻仁成さんが、シングルファーザーになってからの日々を綴ったエッセイ。
10歳だった息子さんが大学生になるまでの3000日。
お互いを思いやる親子の生活が描かれています。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「私が私であるために」 | 渡邉美穂 | 日経BP |
第7位 | 「信仰」 | 村田沙耶香 | 文藝春秋 |
第8位 | 「凡者の合奏」 | 片岡健太 | KADOKAWA |
第9位 | 「私と街たち(ほぼ自伝)」 | 吉本ばなな | 河出書房新社 |
第10位 | 「こんな日のきみには花が似合う」 | 蒼井ブルー(文)新井陽次郎(絵) | NHK出版 |
今週の注目の一冊
「凡者の合奏」片岡健太
人気バンドsumikaのボーカル&ギターのすべての楽曲の作詞を担当している片岡健太さん。
片岡さんの半生を振り返る一冊。
その中には、2015年突然声が出なくなったことによる音楽活動の休止、そして復帰に至るまでのエピソードが綴られています。
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