【王様のブランチ】本(文芸書)ランキング TOP10
-2021年4月12日~18日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト自由が丘店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
第1位 | 「白鳥とコウモリ」 東野圭吾 |
幻冬舎 |
東野圭吾さん35周年記念作品。
「今後の目標はこの作品を超えることです」と東野さんが自らコメントした、新たな最高傑作。
東京で起きたある殺人事件。
被害者は弁護士の白石。
捜査線上に浮かびあがったのは、愛知に住む倉木。
すぐに犯行に認めた彼は、さらに別の罪についても自供を始める。
それは、30年以上前に愛知で起きた殺人事件。
その犯人も、自分だというのだ。
倉木はなぜ白石を殺し、過去の罪を今告白したのか?
過去と現在、2つの事件に隠された真実を巡る傑作ミステリー。
第2位 | 「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ |
中央公論新社 |
2021年書店員さんが今一番売りたい本を選ぶ「本屋大賞」受賞作。
家族に虐げられ孤独に生きてきた女性と、虐待を受ける少年。
2人が寄り添いながら、未来への一歩を踏み出す感動作です。
第3位 | 「クララとお日さま」 カズオ・イシグロ(著)土屋政雄(訳) |
早川書房 |
ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロさんの最新作。
第4位 | 「悪魔には悪魔を」 大澤在昌 |
毎日新聞出版 |
第5位 | 「ヤマザキマリ対談集 ディアロゴス」 ヤマザキマリ |
集英社 |
漫画家ヤマザキマリさん初の対談集。
【ディアロゴス】とは、ギリシャ語で対話という意味。
ヤマザキさんと11人の知識人たちが、様々な視点から今を生きる知恵を語る一冊です。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
第6位 | 「推し、燃ゆ」 | 宇佐美りん | 河出書房新社 |
第7位 | 「魂手形 三島屋変調百物語七之続」 | 宮部みゆき | KADOKAWA |
第8位 | 「オルタネード」 | 加藤シゲアキ | 新潮社 |
第9位 | 「MR」 | 久坂部 羊 | 幻冬舎 |
第10位 | 「花下に舞う」 | あさのあつこ | 光文社 |
第6~10位の中で注目の一冊
「魂手形 三島屋変調百物語七之続」宮部みゆき
時は、江戸時代。
神田・三島屋で語られた怖い話の数々。
宮部みゆきさんの三島屋百物語シリーズ第7弾の今作では、恐ろしくも切ない3つの会談が語られる。
ある武士が語ったのは、不思議な太鼓の話。
武士の故郷では、長い間大きな火事が起きなかった。
それは古くから伝わる太鼓のおかげ。
火事が起きた時、叩くと不思議と炎が鎮まっていくという。
一体なぜなのか?
その太鼓が持つ恐ろしい秘密を知る武士は、誰にも言えなかった真実を話し始める。
人は語る。恐れや悲しみを鎮めるために。
人は聞く。弱さや切なさを分け合うために。
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