
夏休みにおすすめ!
五感で楽しむ芸術&学びスポット2選
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
五感で楽しむ芸術&学びスポット
| ゴッホの世界を五感で楽しむ新感覚のアート体験、さらに南極に眠る地球と宇宙の不思議に迫ります。 |
夏休みにおすすめ!
五感で楽しむ芸術&学びスポット
ゴッホの絵の中に入り込む体験と、34万年前の氷が教えてくれる地球の記録
今回は全く異なる2つの体験を紹介します。
ひとつはゴッホの名画に没入できるデジタルアート展、もうひとつは南極の氷や隕石を通じて地球の歴史に触れる展示です。
どちらも普段では体験できない、特別な「発見」がありました。
黄色い世界に包まれる
ゴッホ デジタルアート体験
パリ発のデジタルアート「レーヴ・デ・ルミエール」が今年6月、東京ドリームパークに日本初上陸しました。
165点のゴッホ作品を使い、40分にわたって展開されるこの展覧会は、絵の中に入り込んだような体験ができる新感覚のアートです。これまでに世界で300万人を動員した人気コンテンツで、解説は一切なく、自分の感性だけで楽しむスタイルになっています。
映像はゴッホの生涯の時代順に展開されるため、一通り見るとゴッホの人生がわかる構成になっています。
生まれ育ったオランダ時代は色調が暗く、農民や労働者の貧しい生活をリアルに描いていました。
私生活でも転職や失恋を繰り返す苦しい時期だったといいます。
転機となったのはフランス・パリ時代。
日本の浮世絵と出会い、その色使いに衝撃を受けたゴッホは色彩豊かな画風へと変化していきます。
ゴッホが浮世絵を模写した作品も多く残っており、当時ヨーロッパで流行していたジャポニスムの影響が色濃く見られます。
そして南フランス・アルル時代に描いたのが代表作「ひまわり」です。
尊敬する画家ゴーギャンとの共同生活に向けた「もてなしの絵」として描かれたこの作品に、ゴッホは黄色の中に希望を見出していたといわれています。
しかし芸術観の違いから二人は衝突を重ね、ゴッホが自らの耳を切り落としたことで共同生活は終わりを迎えます。
追い詰められたゴッホが精神病棟に入院したのがサン・レミ時代。
ここで描かれた「星月夜」は、うねるような長いタッチが特徴。
デジタル映像で動きがつくことで、追い詰められたゴッホの感情がより強く伝わってきます。
最後のオーヴェール時代に描いた「カラスのいる麦畑」は絶筆とも言われており、鮮やかな色使いと不安定な精神状態のギャップが印象的な作品です。
| 「レーヴ・デ・ルミエール」 東京ドリームパーク8階 営業時間:午前10時~午後7時 *最終入場 午後6時30分 |
34万年前の空気が閉じ込められた氷
南極が「地球のタイムカプセル」
続いて紹介されたのは、日本科学未来館1階で開催中の特別展「大南極展」です。
南極の氷は、水ではなく雪が押し固められてできるため、一般的な氷より気泡が多いのが特徴です。
展示されている氷には数千年から数万年前の空気が閉じ込められており、耳を近づけるとその気泡が弾けるパチパチという音が聞こえます。
さらに貴重なのが約2500mの深さから採掘した約34万年前の氷の実物「深層アイスコア」です。
南極では1回に掘れるのは約4メートルくらいで、数年かけて掘り出したこの氷から水の成分や空気を分析することで、過去の気温や二酸化炭素の濃度など地球環境の変化を調べることができます。
まさに「地球のタイムカプセル」です。
南極でわかるのは地球のことだけではありません。
地球上で見つかっている隕石の約60%が南極で発見されており、日本の観測隊はこれまでに約1万7400個を収集しています。
南極の氷の上に落ちた隕石は、埋もれたまま氷とともに海の方へと滑り落ちていく途中、山脈などで止まります。
にその後、風などが表面の氷をなくす、埋もれていた隕石が現れるというしくみを観測隊が解明し、条件と重なる場所を調査しているので隕石が見つかりやすいそうです。
これまで月や火星の隕石など1万7000個くらい見つけていて、「南極は宇宙に開かれた窓」とも表現されています。
館内には、アザラシやペンギンの剥製も展示されています。
昭和基地の周辺で最も多く見られるのが、アデリーペンギンです。
ひなはふさふさした毛に覆われ、成長するにつれて羽が生え変わっていきます。
日本の観測隊は、このアデリーペンギンの個体数調査を60年以上続けています。
番組では、短い時間で写真の中のペンギンを数える体験も紹介されました。
実際の観測では、3人以上で3回以上数え、その平均を取るそうです。
地道な作業の積み重ねが、南極の環境変化を知る手がかりになります。
さらに、南極観測隊の食事についても紹介。
観測隊には毎年2人の調理担当隊員がいて、およそ30人分の食事を作ります。
補給は年に一度しかないため、食材を使い切る工夫が欠かせません。
意外な人気メニューは、なんとキャベツです。
南極では新鮮な生野菜がとても貴重なため、隊員たちに大人気なのだそうです。
| 特別展「大南極展」 日本科学未来館1階 営業時間:午前10時~午後5時 *最終入場 午後4時30分 会期は9月27日まで |
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