
「ドコモの銀行」本格始動
"経済圏争奪戦"激化?
【けさ知っておきたいNEWS】
グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。
ドコモがついに銀行を手に入れた
NTTドコモ傘下のインターネット銀行大手・住信SBIネット銀行が「ドコモSMTBネット銀行」に社名を変更し、本格的に事業をスタートさせました。
これに合わせてdポイント最大10億ポイント山分けキャンペーンも始まり、預金残高を増やした利用者にポイントが還元される仕組みで早くも注目を集めています。
実はドコモはこれまで、ライバルのKDDI・ソフトバンク・楽天が自社銀行を持っているにもかかわらず、銀行業に参入していませんでした。
ITに詳しい専門家は「最後に重要なピースである銀行を手に入れた形だ」と表現しています。
参入が遅れた背景にはdカードなどカード事業が順調だったため銀行業が後回しになっていたことや、住信SBIネット銀行を傘下に収める調整に時間がかかったことがあるとみられています。
携帯市場が頭打ち 各社が経済圏争いへ
通信各社がここまで銀行業にこだわる理由は、携帯電話市場の頭打ちにあります。
現在の世帯保有率は97.1%に達しており、新規顧客を開拓する余地はほとんどありません。
そこで各社が力を入れているのが「経済圏」の構築です。
スマートフォンを起点に、銀行・証券・保険・ショッピングなどのサービスを自社グループで一本化し、共通ポイントでユーザーを囲い込む戦略です。
例えば、自社のスマートフォンを使えば住宅ローンの金利を下げるサービスまで登場しています。
35年や50年という超長期の住宅ローンを組んでもらえれば、それだけ長く自社グループのサービスを使い続けてもらえるという計算です。
銀行を持つことはこの経済圏戦略の要となる重要な一手なのです。
経済圏に囲い込むか各社を使い分けるか
ユーザーにとっても経済圏をまとめることでポイントが効率よく貯まるというメリットがあります。
一方で、ITに詳しい専門家は「スマートフォン本体はA社の方が安い、証券はC社の方が魅力的な商品が揃っているという場合は、一つの経済圏にこだわらず、それぞれのサービスを選ぶことも立派な選択肢だ」と指摘しています。
一つの会社でまとめてお得を取るか、各社のいいところを組み合わせて最適化するか、判断は人それぞれです。
ドコモが銀行参入を果たしたことで、通信各社の経済圏争いはいよいよ本格化しそうです。
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