
「掛川花鳥園」
個性あふれる鳥の楽園「一番○○な鳥」
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
世界一美しい鳥の強烈なキック、倒れているように見えて実は寝ている姿や人懐っこさでは№1の個性あふれる鳥たちが紹介されました。
掛川花鳥園で出会える個性豊かな鳥たち
静岡県掛川市にある「掛川花鳥園」は、およそ100種600羽の鳥たちが暮らす人気スポットです。
動かない鳥として知られるハシビロコウの中なのに、よく動くことで有名な「ふたばちゃん」がいる施設としても知られています。
今回の「グッド!いちおし」では、掛川花鳥園を知り尽くした飼育スタッフの北條さんと多賀さんが、園内でも特に個性あふれる鳥たちを紹介しました。
2人は掛川花鳥園の鳥たちを描いた本「掛川花鳥園 鳥の事件簿」も出版しているほど、鳥への愛情と知識が豊富な飼育員に、今回は「一番○○な鳥」ほ紹介してもらいました。
世界一美しい鳥ともいわれるヘビクイワシ、倒れているように見える寝姿が人気のイワシャコ、人懐っこさナンバー1のインコ、木になりきる鳥、そして世界で2番目に大きい飛べない鳥エミューまで、見た目だけではわからない驚きの生態が紹介されました。
世界一美しい鳥「ヘビクイワシ」
最初に登場したのは、世界で一番美しい鳥ともいわれる「ヘビクイワシ」。
長いまつげで、すらりと伸びた脚が印象的で、気品のある姿が魅力です。
ヘビクイワシは、主にサハラ砂漠から南のアフリカに生息する絶滅危惧種の鳥です。
名前の通りヘビが大好物で、猛禽類としては珍しく地上で狩りをします。
その狩りの方法が非常に特徴的です。
ヘビのおもちゃを目の前に出すと、強烈なキックを繰り出します。
キックの衝撃は体重の約3倍ともいわれ、掛川花鳥園のヘビクイワシ「キックちゃん」は体重3㎏があるので、10㎏から12㎏ほどの衝撃になるそうです。
さらに驚くのは、しっかりヘビの頭を狙って蹴ることです。
ヘビの弱点が頭だとわかっているかのように、正確に攻撃する姿は迫力があります。
毎日のショーで使うヘビのおもちゃは、キックを受け続けて現在6代目。下あごが取れかけるほど傷んでいました。
ただし、キックちゃんには少しお茶目な一面もあります。
ショーの途中で草むらにバッタやコオロギを見つけると、そちらに夢中になってしまい、ヘビを蹴らずに部屋に帰ってしまうこともあるそうです。
寝ている姿がホラーすぎるかわいい鳥「イワシャコ」
続いて紹介されたのは、丸っこい姿がかわいらしい「イワシャコ」です。
群れで行動するキジの仲間で、ユーラシアの山岳地帯やヨーロッパ南部から東部の岩場に生息する鳥です。
このイワシャコは、掛川花鳥園で「お客さんに心配される鳥」として知られています。
その理由は、まるで行き倒れているように見える寝姿です。
写真を見ると、地面にバタッと倒れているように見えるため、初めて見た人は「大丈夫?」と心配してしまうほど。
しかし、実はこれは寝ているだけで、日光浴のために翼を広げ、太陽の光をなるべく受けようとした姿が、倒れているように見えるのではないかと考えられています。
このユニークな寝姿が人気を集め、2024年の園内人気投票「キジ科ハト科総選挙」では堂々の1位を獲得しました。
グッズ化もされるほどの人気ぶりで、掛川花鳥園ならではの癒やしの存在になっています。
人懐っこさ№1「コガネメキシコインコ」
次に登場したのは、「コガネメキシコインコ」です。
メキシコに生息するクサビインコ属の仲間だったことから生息地もメキシコではないかと解釈されたそうですが、実際はブラジル北部など南米に暮らす鳥です。
名前の通り、鮮やかな黄金色の羽を持ち、英語では太陽のインコという意味の「サンパラキート」と呼ばれています。
園内では手の上でひまわりの種を器用に食べる姿を見ることができます。
中でも、人懐っこさ№1として紹介されたのが「ピスタチオくん」。
ピスタチオくんは、飼育員の手のひらで仰向けに寝そべることができるほど、人に慣れています。
鳥は本来、お腹を見せること自体警戒する生き物ですが、ここまでリラックスした姿を見せるのは激レアだそうです、
ピスタチオくんは生後3〜4か月ごろからスタッフが子育てをしたため、人への信頼がとても深いのだといいます。
そんなピスタチオくんは芸を覚えるのも得意です。
園内のコガネメキシコインコの中で初めてショーに出演し、合図を出すと自分で声を出すこともできるそうです。
一番隠れ上手な鳥「オーストラリアガマグチヨタカ」
続いて紹介されたのは、見た目が一気に変わり隠れるのが上手な鳥「オーストラリアガマグチヨタカ」。
フクロウに似た姿をしていますが、夜行性で暗闇を飛ぶ姿がタカに似ていることからヨタカの仲間とされ、オーストラリア全域に生息し、昆虫などを食べる鳥です。
この鳥の得意技は、木の枝になりきることです。
普段はふっくらとしたかわいらしい姿ですが、危険を感じると体を細く伸ばし、木の枝のように見せかけます。
木になりきる能力は、鳥類の中でも擬態能力はトップクラスだといいます。
また「ガマグチ」という名前は、大きく開く口の形に由来しています。
がま口財布のように口を広げ、飛んでくる昆虫などを捕まえて食べます。
フクロウのような鋭いかぎ爪で獲物を捕まえるのではなく、口を使って直接食べるのが特徴です。
世界で2番目に大きい飛べない鳥「エミュー」
最後に紹介されたのは、世界で2番目に大きい飛べない鳥といわれる「エミュー」。
オーストラリア全域に生息するダチョウの仲間で、近くで見るとその大きさに驚かされます。
ダチョウとの違いは、まず体の大きさでエミューの方がダチョウより小さめです。
また、足の指の数にも違いがあり、エミューは3本、ダチョウは2本です。
卵の色も違い、ダチョウの卵が白いのに対し、エミューの卵は深い緑色をしています。
何より一番の違いは、その走る姿にあります。
実は、エミューの最大の特徴は体の大きさに対して翼がとても小さく、鳥の中でも体に対する翼の比率が最も小さいともいわれています。
翼は体の横にある白っぽい部分で、よく見ないとわからないほど小さいものです。
エミューは空を飛ぶ必要がなくなったことで翼が少しずつ小さくなり、現在の姿になったと考えられています。
飼育員も、実際にエミューが翼を動かしている姿を見たことがないそうです。
かわいい姿、迫力ある動き、不思議な習性を知ることで、鳥たちを見る楽しさがさらに広がります。
鳥好きはもちろん、家族でのお出かけにもぴったりのスポットです。
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